赤坂サカス BIKkiNi
内幸町にかつて、
知る人ぞ知るピンチョス・ベポ
があった。

小笠原伯爵邸の総料理長、
愛知万博スペインパヴィリオン、タパスバーのプロデューサーなどなど、
日本国内にスペイン料理の普及に名声を轟かせる、
ジョセップ・バラオナ・ビニェス氏のピンチョスの専門店だった。

1日1組限定レストランとなってしまったが、
赤坂で、ランチ、ディナーを問わずビニェス氏の料理がいただけるBIKiNiを訪問した。

カジュアルコースから、
本格パエリヤをいただけるコースがあり、
もちろんワインも楽しめる。
この日のチョイスは1番シンプルなランチから、
■ パスタのパエリヤ"フィデワ" ¥1200
を、チョイスした。
まずは前菜の盛り合わせ。
小ぶりながら、
目に美しいアイテム



ロースハムと卵のピンチョス、
アンチョビポテトサラダのピンチョス。

アンチョビポテトのピンチョスは、
ポテトにオリーヴの塩気がマッチ


ロースハムと卵のピンチョスは、
お肉の甘味が引き出され、
といって主張しすぎない繊細さ

カニ風味のピンチョス
シーフードの香り高く、フレッシュ。
シーフードの香り高く、フレッシュ。
かといって、臭みはまったくなく旨み凝縮


タコのセビーチェ
柔らか~い

味付けも、タコの味わいを前面に出して、
調味料が極力抑えられている感じ。
ほんのり野菜(パプリカ)の甘味もあって、
作り置きじゃない感が伝わる。

ポークパテ
ゼラチン質とお肉がマッチ
口の中でとろ~っととろける~。

あー、なんで今日ワインが飲めないのか、悔やまれる

そして、これがパスタのパエリヤ


表面パリパリで、内はしんなり。
魚介出しやチキンで味付けされ、
なかなか複雑な味わい。

最後のひと口まで飽きない食感と味付け。

実はこのメニュー、
3年くらい前にもいただき、
この訪問日には、もうメニュー変更されているのでは?と気をもんでいた。
そんな心配は無用!
メニュー健在。
なぜなら、求めるひとがいるからね。
バルが主流のスペイン料理、
たまにはこんな店で、
スペインに思いを馳せつつ愉しみたい
