子供の頃って
なんかそんなごちゃごちゃしたことを考えなくても
いつも世界はきらきらしていて
どこでも好奇心に満ちていて
どこまでもどこまでも時間が続いているような気持ちだった。
やりたい!と思ったことには脇目も振らず真っ直ぐ進み
嫌だなと思ったら投げ出して。
当然だけれど、そこに優先順位なんてものはなかった気がする。
それが大人になるとどうしてもなんでもかんでも
「意味のあること」の方を優先して生きるようになる。
それはある意味、上手に生きていく上では必要かもしれないが
でもそればかりだと、なんだか毎日の彩りが
淡く薄れていく気がする。
わたしの心の元気のバロメーターは
いろいろなところに散りばめられているから
そのバランスがうまく噛み合っているときのわたしは
心地よくこの世界で呼吸ができていて
そのバロメーターのバランスが絡まると
「ウッ」となって呼吸が下手になる。
でもそれもわたしなんだと今なら思える。
だからこそ、常に心に
「さいきん、調子どうですか?」
と声をかけることを忘れたくない。
何でもないことを大切にできる、人生の余白を愛する人でいたい。
わたしの心の原点はやっぱりそこにあるみたい。