会社の人が「木は孫の代で困る」と言っていたのに。
実家でも死んだじいちゃが植えた木が大きくなって、実もつけんなったし、切らんなんし、お金もかかるしと言っていたのに。
旦那が私の畑に植えた、いつだったか子供と一緒に行った戸倉山登山道脇でこいできた紅葉の芽が、みるみるうちに大きくなって邪魔になっているというのに。
植えてしまった。
「柚子」の木
多田錦という名前の子にした。
☆
私は柚子ジャムが好き。いっぱい作りたい。
去年の晩秋にはこの欲求をなほこさんが叶えてくれた。
柚子をお裾分けしてくれたのだ。
そして確かベル練習の時には、晴美ちゃんが「みんなで分けない。」と持ってきてくれた柚子さえも、私好き、欲しいと猛烈アピールし、みんなからもらっていった気がする。
あー皆さんその節は、ありがとうありがとう。
早速、タッパいっぱいのジャムを作り、
あーおいしい美味しいと食したのである。
☆
子供のころ実家に柚子の木があった。
時季になると柚子の皮を浮かべたおぼろ汁を食べた。
あの柚子の少しだけ香るほろ苦さは嫌いじゃなかった。
母方の祖父は柚子好きで、蜜柑のように実まで食べると聞いて、あんな酸っぱいもんよー食べれるわ💦と思っていた。
が、、、現在、私は食べ方は違えど、柚子を実ごとおいしく食べているのである。
☆
そしてとうとう、柚子の木を植えてしまった。
数年前から植えたいと思っていたものの、木っちゃでかくなるしなー、どうかやーなんて思って迷っていたが、やっぱり柚子の木が欲しい。
柚子をもぎたい。という欲望に負けてしまったのだ。
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桃栗3年柿8年柚子のバカ野郎20年。
うちの子はいつ実をつけるのかしら。
あぁ折しも今年は令和元年。
さしずめ新年号記念樹としようかの。
枯れんで大きく育って欲しい。
そしてあの黄色くて丸くて可愛い実を、私の畑で見てみたい。