こんばんは〜
今日2回目の更新です。
一穂ミチさんが直木賞を受賞した直後の7月に購入したものの
『積読』になっていた『ツミデミック』をやっと読み終えました。
『ツミデミック』の話は
全て「文芸誌」に掲載されたタイミングで読み終えたハズなのですが
ほとんど全く内容を覚えていなくて
初めて読む感じで読み始めて
終盤になって、
「あーこの話ね?」と納得する感じ。
パンデミックをきっかけに人生が変わってしまった人たちの
悲しい『罪』がテーマなのかなぁ…
この本のに限らず、
人が罪を犯す話は読後感がスッキリしないです。
で…
先月読んだ
『うたかたモザイク』→『ツミデミック』
という「一穂ミチ」さんの流れで
2年ほど前に読んだ『スモールワールズ』を読み直しました。
それが・・・
「愛を適量」という話が今のわたしには重すぎて、
読み続けるのが辛くなってしまった。
親として、
子どもをに向き合う気持ち(愛)は
その時の子どもにとって「適量」だったのかって・・・
親が子どもに向き合うといっても、
いつでも「全力」とはいかないし
受け取る子どもの方も
「サラッと流してほしい」時もあれば「しっかり受け止めてほしい」時もあって
重く感じてしまったり、まだまだ足りないと思ってしまうことも
なかなかお互いの気持ちがイコールにはならないから
「愛の適量」は難しい。
わたし自身に置き換えて
「あの時息子たちはどう思っていたんだろう」って考え始めたら
後悔する気持ちが大きくて大きくて
以前読んだ時には、なんとも思わずに読み終えた記憶があるので
同じ話でも、『精神状態』とか『記憶・経験』とかそういうもので
捉え方がずいぶん変わるのかも知れませんね。
うたかたモザイク (講談社文庫)