こんばんは〜
夫は65歳をすぎてからもお仕事を続けています。
義兄と2人で経営をしている自営業なので定年がありません。
詳しいことは聞いていないのですが
あと数年は仕事量をセーブしつつ続けて、
(義兄の子どもたちも、わたしたちの子どもたちも会社を継ぐ予定がないので)
会社を整理する計画のようです。
仕事がある朝は8時ごろに夫は家を出ます。
夫が出かける時には、
(バタバタと家事をやっていても)家事の手を止めて見送るようにしています。
見送る時は必ず「笑顔」で
「いってらっしゃい。気をつけてね!」と、声をかけます。
わたしたち夫婦の年齢的なものもあるのですが、
年齢に関わらず、必ず無事に帰宅できる保証はありません。
出かけた先で不慮の事故に遭うこともあるかもしれないし、
思いがけず体調を崩してそのまま・・・ということもあるかもしれません
それはお互い様で、
夫を見送った後のわたしにも同じ可能性があります
もしもこの「行ってらっしゃい」が今生の別れになってしまうのだとしたら
夫に見せる最後の顔は「笑顔」でありたいし、
夫の記憶に残る最後の顔は「笑顔」であってほしい
わたしは12年前に父を、4年前に母を、そして昨年兄を亡くしています。
両親や兄との別れに「後悔」がないわけではないので、
同じ思いをしたくないというのがいちばんの理由かもしれません。
夫を見送る時に限らず、
離れて暮らしている息子たちが帰省して帰る時にも
必ず笑顔で見送るようにしています。
息子たちはなかなか帰ってこないので、
これから何度見送れるのかな〜と思いますが
明るくて、いつも元気で・・・
ちょっと怒りっぽいハハの笑顔を記憶に残していてくれたらいいなぁ
と、思っています。
しばらく前に買ってきた
「あなたを待ついくつもの部屋(角田光代著)」
「つんどく」になっていたのですが、
やっと時間ができたので少しずつ読んでいます。
東京・大阪・上高地の帝国ホテルを舞台にした42の短編集
1つの話が5ページくらいのショートショートなのですが
感心するくらいドラマチックな展開で胸にグッとくる話ばかり
かなりオススメです。