おはようございます。
文字にすることで、わたし自身の気持ちが整理できるのではないかと思い、
要介護4で特別養護老人ホームでお世話になっていた母の
延命措置をお断りしてから、亡くなるまでのことを少しずつUPしています。
6月13日(土)
旦那さんと一緒に、母の葬儀についての「生前相談」に行ってきました。
まだ母が存命のうちに、葬儀の相談ってどうなの??
家を出る前には、かなりうしろめたい気持ちもあったのですが、
結論から言えば、相談に行っておいて良かったと思っています。
相談に行く前日、兄と電話で話をして、どんな葬儀を考えているのかを尋ねました。
兄としては・・・
① 父の存命のころから疎遠になっている、父方の親戚には連絡をするつもりはない。
② 母が亡くなったことを、本当に悲しんでくれる人にだけ連絡をしたい。
(母の姉妹にだけ連絡をすればいいかな?と、考えている。)
③ 母の姉妹は、遠方在住・高齢なので葬儀への参列はお断りしようと思う。
④ (①~③の理由から)葬儀への参列は、兄家族とCOCO家族の10名程度。
⑤ いわゆる「家族葬」「一日葬」「直葬(火葬式)」という感じでやりたい。
という考えを持っているらしい。
(一つ前の記事にUPしたように)兄嫁が入院中ということもあり、
葬儀に関しては、わたしたち夫婦の考えで決めてもらっていいと言われました。
喪主は兄なので、兄の希望に沿った葬儀ができるように・・・
と、旦那さんが言ってくれたので、その方向で相談をすることにしました。
事前に電話で予約をして、
予約の時点で、母の契約内容の確認をしていただいていました。
とりあえず疑問に思っていたこと・心配していたことからご相談・・・
①母が契約している「T社」の互助会のサービスを利用できるのか?
ご相談に伺った「S典礼」は、「T社」と同じグループ傘下にあるので
「T社」の契約を「S典礼」が引き継いで葬儀を行っていただけるとのことで、
契約の引継ぎは、葬儀当日に書類にサインをすればいいというお話でした。
母はまだ積立の途中なので、
(合計36万円積み立てるところ、27万円しか積み立てていない)
最終的には、葬儀費用合計から27万円を差し引いた金額を支払って互助会解約になる。
②こちらで火葬をする場合と、母の住所がある地域で火葬する場合について
母の住所がある地域までの「寝台車」での移送は可能だけれど、
その場合移送費は、ざっと見積もって(高速料金などを含めて)6万円以上かかるので、
どちらでも同じくらいの費用になるのではないか?
(一つ前の記事と重複する部分がありますが)
こちらで執り行う場合 ・・・火葬費用60000円+控室利用料6000円=66000円
母の住所がある地域の場合
・・・火葬費用10000円+控室利用料7000円+移送費60000円=77000円
母の住所がある地域で執り行う場合は、もともとの契約がある「T社」での葬儀になる。
③葬儀の内容について
(母は36万円のコースに入っているので)
一般葬(通夜・告別式などを行うごくごく普通の36万円のプラン)
をお願いするのが一般的。
36万円のプランには、祭壇・棺など基本的なものだけしか含まれていないので、
「生花・料理・返礼品・祭壇の盛り籠など」はオプションで手配することになる。
パンフレットなどを、いただいてきたのですが、
このオプションの部分が、ピンキリで・・・
いらしてくださる人数や内容によって基本部分の数倍の金額になるのだと理解。
希望によって「家族葬」「一日葬」などすることもできる。
「直葬(火葬式)」の場合は、プランの利用は原則的にできない。
(通夜・告別式を執り行わないので)
プランに含まれるものの大半を利用しないからというのが理由。
※ 一般葬=ごく普通の葬儀・通常100名程度(通夜→告別式→出棺という流れ)
家族葬=(家族身内だけで行う葬儀)30名程度で、葬儀の流れは一般葬と同じ
一日葬=通夜を行わず、一日で終える葬儀(告別式→出棺という流れ)
直葬 =「火葬式」とも言われ、通夜・告別式を行わない「火葬のみ」の葬儀。
(厳密には、葬儀とは言わない)
④わたしたちが考えている葬儀についても、具体的な提案をしていただきました。
全体的な流れの提案はしていただけたのですが、
金額的にはアバウトなものしか出していただけませんでした。
(母が契約している36万円プラスαで…という感じ)
「直葬(火葬式)」が葬儀の選択肢にあるのなら、
お寺の檀家になっている場合・(霊園にお墓があって)懇意にしているお寺がある場合
事前にお寺に相談したほうがいい。
「通夜・告別式」を行わないことを快く思わないお寺もあるというアドバイスを頂きました。
新型コロナの影響もあり、特に都内などでは「直葬(火葬式)」が増えているそうですが
それに伴うお寺とのトラブルも増えているのだそうです。
どんな葬儀にするとしても、
母が亡くなった場合・・・
連絡をすれば、寝台車でお迎えに来て下さって、ホールに安置。
その後、葬儀の内容について打ち合わせ・見積もりという流れになるとのことでした。
(併せて、葬儀社のスタッフが死亡届の提出などの事務手続きをやってくださるそうです)
1時間程度の相談だったのですが、
こちらが疑問に思っている点・不安に思っている点がクリアになり、
わたしたちが考えている以上にいろいろな葬儀があるのだなぁと、勉強になりました。
相談を終えた後に、担当してくださった方が名刺を下さり・・・
相談にいらしたからと言って、必ずしもこちらで葬儀を行っていただく必要はありません。
納得してお見送りできるように、皆さんで話し合っていただければと思います。
お母さまの契約内容のデータと、今日のご相談の内容はこちらで控えておきますので、
もしもの時にはご連絡を頂ければ、手配をさせていただきますので・・・
と、おっしゃっていただきました。
「もしもの時にはご連絡を頂ければ・・・」
この一言で、かなり精神的に楽になりました。
結論から言えば・・・
その後(母の存命中に)兄やお寺の住職と相談をする時間を取ることができ、
冷静に母の葬儀について考えることができて良かったと思っています。
母が亡くなったという連絡を頂いた後に、
「どうしよう?」と、オロオロすることもなく、色々な手配ができましたし、
何より、母が亡くなった後のお別れの時間を落ち着いて過ごすことができました。
もしも、事前に相談に伺っていなかったら・・・
「なにやってるの??わたしの葬儀でオロオロするなんて、全然あなたらしくない!!」
って、母に思われたかもしれません。
「生前相談」に行っておいて、本当に良かったと思っています。