おはようございます。

 

昨年12月の下旬から特養(特別養護老人ホーム)にお世話になっている

要介護4の母のお話です。

 

一昨年の8月に心臓の手術を受けた母は、

手術の2週間後に「退院の許可」が出たものの、

2週間の病院生活ですっかり動けなくなってしまい

(具体的には、床にしりもちをついたら一人では立ち上がれない状態)

医師の勧めもあって、

手術からちょうど1か月後の9月にリハビリテーション病棟のある病院へ転院しました。

 

リハビリテーション病棟は最長で「3か月」しかいられないということで、

11月上旬に病院の「相談員」の方の提案で、

「老健(老人保険施設)」を数件見学して、入所の申し込みをしましたが、

(心臓の手術後で)服用している薬の種類が多いこと・薬価の高い薬が含まれていること

を理由に、なかなか話が進まず・・・(当時のお話は⇒こちら

 

その後・・・

夜中にトイレに行きたくなってナースコールを押したものの、

なかなか看護師さんが来てくれなくて

(トイレが我慢できず)自分でトイレに行こうとベッドから降りて

しりもちをついているところを発見されたのがきっかけで、

身体拘束を受けるようになりました。

 

お見舞いに行って話しかけても、

ぼーっと病室の天井を見つめているだけの母・・・

身体拘束をきっかけに、だんだん精神状態がおかしくなってきているように思いました。

 

「一日も早く、病院から退院させたい」

という思いで、(老健以外の)受け入れ先探しをはじめ・・・

翌年(昨年)2月に「住宅型有料老人ホーム」に入居しました。

 

 

高齢者施設や介護保険関係の本を読んだり、HPを見ると・・・

 

【施設探しから入居までのステップ】

 

① 施設探しの「予行練習」

   まずは気軽に3つほどの施設を見学しましょう。

   予行練習なのでどこでも構いません。

   「施設とは、どんなところか」を知るためのステップだと割り切りましょう!

 

② 入居の目的の明確化⇒条件の優先順位を決める⇒予算の目安を立てる

 

③ 情報収集⇒(気になる施設に)資料請求⇒候補の施設を絞り込む

 

④ 施設の見学

   入居者や職員の様子を通して、施設の普段の雰囲気をチェックしましょう!

 

⑤ 体験入居

   「体験入居」や「ショートステイ」は、入居後の不満やトラブル回避につながります!

 

⑥ 入居先を決定&申し込み

 

っていう感じで、書いてある物が多いです。

 

このすべてのプロセスをきちんと踏むことができるのが理想だと思うけど・・・

これ、全部できる人って、「切羽詰まっていない人」ですよね。

 

そもそも・・・

「体験入居」や「ショートステイ」は本人しかできないわけで、

母のように病院に入っているような状況では無理だし、

認知症が進んで施設への入居を考えている人が「体験入居」をしても、

施設についての感想を話したり、うまくやっていけるかどうかの判断をするのは難しいと思う。

 

現実に私がしたことと言えば・・・

 

情報収集⇒施設の見学(施設の概要&利用料などの説明を受ける)⇒申し込み

 

これだけです。

 

いくつかの施設を見学する中で

「老健ってこういうところなんだ・・・」

「住宅型有料老人ホームって・・・」

って、大まかに理解した後は、「インスピレーション」と「施設側の説明を鵜呑み」にして、

「ここならいいんじゃない?」

って、思ったところに申し込みをしてしまったけれど・・・

 

他の人はもっと慎重なのかなぁ?

(と、今更思う・・・)

 

いざ入居してみると、

事前の(見学時の)説明とは食い違っている部分もあったりして、

わたしが考えていた「住宅型有料老人ホーム」とは違っていた。

「???」

と、思うこともしばしばあったけれど、

ケアマネさんや老人ホームの方にそのたび質問をして、

なんとなく「言いくるめられた感」もあったけれど、

 

「思えば、ほかの施設の説明もおなじだったよね・・・」

 

と疑問に蓋をして過ごした10か月。

 

施設での介護サービスも、

「母に合わせて」というより「施設の都合に合わせて」が多かったような気がする。

 

 

住宅型有料老人ホームは・・・

施設ごとに料金体系や提供される介護サービスが大きく異なるため

慎重な比較検討が必要。

 

って、ある本に書いてあったけど・・・

 

本当にその通りだと思う。