こんばんは・・・
親思う心にまさる親心・・・
親思う心にまさる親心とは、子が親を思う気持ち以上に、
親の子に対する慈愛の気持ちはさらに強いものだということ。
とは、よく言ったものだと思います。
今回、母が「住宅型有料老人ホーム」に入居して(または、入居の準備をしていて)
入院前の母の暮らしぶりをはじめて知りました。
何度もこちらにUPしていますが・・・
わたしの父は7年前に胃がんで他界しています。
その後母は、兄夫婦の住む市内のマンションの1室を(父の遺産で)購入して
一人暮らしをしていました。
わたしは、父の墓参りに行きがてら、年に数回母の顔を見に行って、
その際に一緒に食事をする程度でした。
多少、歩くのに不自由そうにしているということは気づいていましたが、
片手で杖を使えば、歩き出しの1歩が出るまでに時間がかかるものの、
1歩歩きだせば、そんなに大変そうに歩いている様子もなかったし、
食は細かったものの、それなりに箸を使いこなしているようだったので、
母が「介護が必要な状況」になっているなんて、全く気付きませんでした。
今回、老人ホームの入居で気づいたこと・・・
老人ホーム入居の準備のために、母のマンションへ行って、
(新しいものを用意する必要はないと言われていたので)
入院前に使っていたシャンプーやリンスを持って行こうと思ったのですが、
部屋のどこを探してもシャンプーやリンスがない!!
のちに・・・
母はかなり前から右手を胸の高さより上にあげることができなくなっていたので、
自分でシャンプーをすることができなくて、
自宅近くの美容室で、週に1度程度の頻度でシャンプーをしてもらっていたらしい。
ということを知りました。
そんなこととは知らなかったので、
(兄夫婦は)毎週1回美容院に行くなんて贅沢だよね~(苦笑)
と、いつも言っていました。(^^ゞ
老人ホームに入居した翌日・・・
美容室へ連れて行くために迎えに行くと、
昨日と同じ服をそのまま着ている。
そして、
タンスの中にパジャマや肌着が入れてあるのに、パジャマに着替えなかったみたい・・・
どうやら・・・
母は、入院前の一人暮らしの間、パジャマに着替える習慣がなかったみたい。
この数日の母との会話の中で、
洗濯物を干すのが大変だから、なるべく洗濯物を増やさないようにしていた。
パジャマに着替えるのがおっくうになっていたということが判明・・・
そして・・・
先日こちらにも書いた、右手が使いづらいので、食事をするのが面倒になっていた。
って・・・
離れて暮らしていた娘(わたし)が全く気付かなかっただけで、
母の一人暮らしは、たぶん限界に来ていたのだろうと思います。
それでも、子供たちに心配をかけまいと、
「何か困っていることはない?」と、声をかけても
「大丈夫!みんな一人で出来るから・・・」
と言っていた母・・・
かなり親不孝をしてしまっていたようです。
だったら、老人ホームになんか入れないで、自宅に引き取って面倒を見れば??
と、言われそうですが・・・
母とわたしの間には、
簡単にお話しづらい「大きな溝」があるので、
わたしたち親子には、
母が家から数分の老人ホームにお世話になっていて、
毎日様子を見ながら、洗濯物を届けるという今の距離感がベストかなぁ・・・
と、今は思っています。(母はどう思っているのかわかりませんが・・・)
もう少し気持ちの整理ができたら、その辺のお話しもできる日が来るかな??