こんばんは
今日2回目の更新です。
「回復期リハビリテーション施設」のある病院に入院中の母のお話です。
話が遡るのですが・・・
8月下旬に心臓の手術を受けた母が、
こちらの病院に転院したのは手術からちょうど1か月後の9月下旬でした。
手術を受けた病院の相談員の方が母の転院先を探してくださり、
義姉と二人で、こちらの病院を見学、相談員の方との面談で
「退院後に自宅に帰って(入院前同様に)一人暮らしをしたい」
という本人の強い希望があるのだけれど、
手術&その後の1か月近い入院生活の中で、かなり体力的にも衰えているようなので・・・
というお話をして、受け入れていただきました。
その相談員の方との面談の席で、
手術を受けた病院から、「廃用症候群」ということで紹介された
ということを知りました。
みなさんは、「廃用症候群」というのをご存知ですか?
わたしは、恥ずかしながらその面談の席で、その言葉をはじめて聞いて
(こっそりメモして)帰宅後にネットで検索しました。
「廃用症候群」というのは・・・
病気やケガなどの治療のため、長期間にわたって安静状態を継続することにより、
身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状のことをいいます。
廃用症候群の進行は速く、特に高齢者はその現象が顕著です。
1週間寝たままの状態を続けると、10~15%程度の筋力低下が見られることもあります。
さらに、気分的な落ち込みが顕著に現れてうつ状態になったり、
前向きに取り組むやる気が減退したりと、精神的な機能低下も見られます。
「廃用症候群」の症状・・・
「運動器障害」「循環・呼吸器障害」「自律神経・精神障害」を引き起こします。
「運動器障害」とは「筋萎縮」「関節拘縮」「骨萎縮」など
「循環・呼吸器障害」とは「誤嚥性肺炎」「心機能低下」「血栓塞栓症」など
「自律神経・精神障害」では「うつ状態」「せん妄」「見当識障害」など
の症状を発症します。
転院の相談の面談の席では、
「運動機能障害」以外の症状についてはピンとこなかったのですが・・・
転院後の母の様子を見ていると、
「廃用症候群」という病名(?)はあながち間違っていなかったように思います。
お世話になっている、「回復期リハビリテーション施設」のある病院では、
1日に3時間程度(1時間×3回)の、
理学療法士・作業療法士によるリハビリを行うというお話だったのですが、
転院後約1か月ほど、なかなかリハビリが進みませんでした。
心臓の手術の後で、
心拍数が高く、思うようにリハビリができないというのが一番大きな理由だったのですが、
リハビリの担当者が病室に来ると、
「めまいがするから動きたくない」
(10分ほど手足を軽く動かしただけで)「疲れた」
(体調的に大きな問題があるとは思えないのに)「きょうは、リハビリはお休みします」
と、言う感じで・・・
母がリハビリに前向きではないというのも大きかったように思います。
この状況は、多少改善されたとはいえ、いまも続いていて・・・
正直リハビリはあまり進んでいません。
お医者様は、
「睡眠障害も訴えているし、(廃用症候群による)うつの症状もあるようで・・・」
と、おっしゃっているし、そういう部分もあるのだろうと思います。
正直、
リハビリを数か月していただけば、筋力(など)も多少戻って、
手術前同等とは言えないまでも、そこそこ動けるようになって
本人の希望通りに、一人暮らしのマンションに戻れると軽く考えていたのですが、
体力的なリハビリ(?)よりも、
心の病気のほうがかなり重症なのかなぁ・・・
いつ病院に行っても、
(他の患者さんみたいに)ベットに座って雑誌を読んだり、
「大人のぬりえ」などの手先を動かせる作業をするわけでもなく、
10月下旬に一度外出許可が出て、自宅に戻った時に、
「大人のぬりえ」をやってみようかしら?
と言って、家にあった「大人のぬりえ」と色鉛筆のセットを持って行ってあるのですが
(昼間から)寝ているか、
何を見たいということもなくテレビの画面を眺めているだけ・・・
という様子を見ていると、
(審査が通って)「介護老人保健施設」(老健)に行ってやっていけるのか心配です。
退院後母がお世話になる予定の「老健」というのは・・・
主に医療ケアやリハビリを必要とする要介護者が入居できる施設。
病院と自宅の中間的な役割があるため、在宅復帰を前提としたリハビリが中心。
入所可能な期間もそれほど長くなく、3カ月~1年程度です。
義姉と二人で見学させていただいた施設はどこも
「在宅復帰が目標なので、
(余程体調が悪くない限りは)朝は決まった時間に起床して、ベットから起きていただき、
日中はベットで横になって過ごすことはほとんどありません」
って、おっしゃっていたので、そのことを昨日母に話したのですが、
どこまで伝わったかなぁ~(^^ゞ
他の患者さんと比較しても仕方ないし、
焦っても仕方ないのはわかっているのだけれど・・・なんとなくね。
※ コメント欄は開けておきますが、
ご存知の通り、個人差・地域差・施設による違いが大きいお話なので、
申し訳ありませんが、ご返事は控えさせていただきたいと思います。