こんにちは

 

今日も次男はいつも通りに6時半ごろに家を出て、

新幹線で学校へ向かいました。

 

いつも、6時すぎにテレビのスイッチを入れて

時計代わりにしている「NHKニュース」にチャンネルを合わせるのですが・・・

 

皆さんご存知の通り、今朝の6時過ぎから

 

北朝鮮がミサイルを発射したという「Jアラート」の警報の静止画像・・・

音声では、ひたすらキャスターがJアラートの文面を読み上げていました。

 

  全国瞬時警報システム(通称:J-ALERT

 

        津波警報、緊急地震速報弾道ミサイル情報など、

        対処に時間的余裕のない事態に関する情報を

        国(内閣官房・気象庁から消防庁を経由)から送信し、

        市町村防災行政無線(同報系)等を自動起動することにより、

        緊急情報を瞬時に伝達するシステム     (総務省消防庁説明資料より)

 

ちょうど、地震の後に「津波警報」が発令されたときと同じ調子で・・・

 

緊急情報だから仕方ないと思うのですが・・・

 

「報道機関」として、他に伝えられることがあったような気がするんですよ。

 

平日の朝の6時過ぎ・・・

 

テレビをつけている人は、真面目にニュースを見ているというよりも

画面左上に表示されている時刻を時計代わりに

「気象情報」や「交通情報」に耳を傾けているというのが大多数だと思います。

 

J-アラートが発動(っていうのかな?)されても、

対象地域以外の人たちは、

いつものように家を出て、いつものように職場や学校に向かいます。

 

わたしもいつも通りに6時半に家を出て、車で息子を駅まで送りました。

 

駅に向かう途中、高架の上をいつもとは違う時間に通過する新幹線を見て、

「あ!J-アラートが発動されたから、新幹線が遅れているんだ!」

と、気づきました。

 

わたしたち一家は首都圏に住んでいるので、

正直、朝のJアラートの画面を見ても、ピンとこなかったのですが、


JR東日本の新幹線は、埼玉県の大宮駅~東京駅までの間は、

すべて同じ線路を使っているので、

 東北新幹線が、Jアラートの影響で運転を見合わせれば、

JR東日本の新幹線すべてに影響がでます。

 

同様に、東北地方の在来線(特急)が遅延した場合も…

 

北海道・東北地方にJアラートの警報が出ても、

警報の対象地域に暮らしているわけではないわたしたちには、

影響がないと思っていたのですが、

そうではなかったわけです。

 

今更こんなことに気づくこと自体、おかしいって言われるかもしれませんが・・・(苦笑)

 

で・・・

その時に思ったんですよ。

 

確かに、北朝鮮のミサイル発射を緊急警報で伝えることは大切なことだと思います。

 

でも、6時から30分以上静止画像を流して、キャスターがその文面を読み上げるだけ

というのはどうなんだろう?

 

台風が日本に接近している時のテレビの画面のように、

画面を区切って(?)画面上下のはしに、

Jアラートが発動されたことによる、

鉄道や航空への影響などをテロップで流すことはできなかったのかな?

 

お昼や夕方のニュースでは、

今朝のJアラートの影響で、東京駅で新幹線が運転を見合わせたとか

各地の対応が報道されていました。

 

でも、(特に)朝のニュースを見ている人が知りたいのは、

 

「その時、どんな対応をしたか」という過去形よりも、

「現在、どんな対応がされているか」という現在進行形

「これからどうすればいいか」という未来形

 

なんですよね。

 

台風が近づきつつある現場にいるレポーターが

吹き飛ばされそうになりながら、現場の状況を伝えていただけだった

一昔前の台風情報が、

画面の上下に交通・気象情報を流すようになったように、

 

これから、Jアラートが発動したときの報道の在り方も変わっていくのかもしれませんね。