おはようございます
数日前に、今年の直木賞の候補作品が発表になりました。
伊東潤 「
荻原浩 「海の見える理髪店」(集英社)
門井慶喜「家康、江戸を建てる」(祥伝社)
原田マハ「暗幕のゲルニカ」(新潮社)
湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(光文社)
米澤穂信「真実の10メートル手前」(東京創元社)
見たことがあるような作家さんの名前が並んでいるなぁ~(苦笑)
まあ、直木賞のコンセプトが
「無名・新人及び中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞」
っていうことなので、今回は「中堅作家」が候補に選ばれたってことなのかなぁ?
萩原浩さん・湊かなえさん・米澤穂信さんあたりは、すでに中堅ではない気もするんだけど・・・
読んでみたいなぁと思ったのは・・・
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内容(「BOOK」データベースより)
伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも「あの時」に戻ることができたら…。
母と娘、夫と妻、父と息子。
近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。
誰の人生にも必ず訪れる、喪失の痛みとその先に灯る小さな光が胸に染みる家族小説集。
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内容(「BOOK」データベースより)
高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。
週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。
太刀洗はなにを考えているのか?
滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執―
己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、「綱渡りの成功例」など。
優れた技倆を示す粒揃いの六編。
なのですが・・・
「海の見える~」ってタイトルは、なんとなく「虹の岬の喫茶店」を想像してしまって、
うーん・・・
「虹の岬の喫茶店」は映画化もされて、記憶にある方も多いのだろうし
もう少しタイトルがどうになからなかったの?
とはおもいます。(苦笑)
そして、「真実の10m手前」のほうは、じつは4月に購入しそのままになっていました。
月末までのんびりできそうなので、
読書・読書!!(笑)
感想追記
「真実の10メートル手前」
短編集です。
そしてこの「表題作」の「真実の10メートル手前」は、
こちらの記事の冒頭にも書いたように、今年の直木賞の候補作品でした。
が・・・
正直、この「表題作」がいちばんつまらなかった・・・(_ _。)
ほかの作品は、短編にもかかわらず、テーマがはっきりしていて、
想像を巡らせたり、いろいろ考えたりしながら読み進めることができただけに残念です。
じつは、6月にこの本を購入した時点で、
一番最初に掲載されている「表題作」にがっかりして、棚上げにしていました。
でも・・・
そのあとの作品がこんなに面白いなら、続けて読んでみればよかったかな?
と、思っています。
ただ・・・
残念なことにこの本の中の1つの作品は、
すでにこちらの2つの本に重複して掲載されている作品でした。
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