ふんわりリボン  こんばんは

 

COCO家は自営業・・・

旦那と義兄の二人で工場を経営しています。

 

来週からその工場の一部を解体することになりました。

 

不景気とか、設備の老朽化とか・・・そういう理由ではありません。

いわゆる「アスベスト問題」です。

工場に使われているスレートに微量のアスベストが含まれているとのことで・・・

 

建材にアスベストが含まれているからと言って、即・健康被害があるわけではないようですし、

解体作業時にアスベストが飛散することの被害のほうが大きいという話もあり、

アスベストが飛散しないような措置をして、解体しないというのも(現状は)アリだそうです。

 

が・・・

例えば災害で、建物が崩れたりしたときに、アスベストが飛散する可能性はあります。

実際、東日本大震災のときにも、

倒壊した建物のアスベストの問題が報道されていましたよね。

 

結論から言えば、

(法律的に)今すぐに建物を取り壊す必要はないそうですが、

将来的に、法律がどんなふうに変わるかわからないし、

仮に数十年後(もっと早い段階で)

「アスベストを含む建材を使用している建物の使用を禁止する」

「○年以内に建物を解体すること」

という類の法律が成立したりしたら・・・

その時点で、何らかの対応をしなければなりません。

 

問題を先送りにしても、子どもたちに「負の遺産」として残すことになるだけなのでは?

ということで・・・

今回、該当する建物の取り壊しを決めたそうです。

 

強引に(アスベスト対策をとらずに)取り壊してしまうところもあるようですが、

(昨年他界した)義父が生きていたら、そんなことは絶対にしないと思うし、

たぶん

「人様に後ろ指をさされるようなことはするな!」

というと思うので、

現在の技術でできる限りの対策をとって、

安全に取り壊しをしてくれる専門の業者を探したそうです。

 

(アスベストを含む)廃材の処理費用も負担しなければならないので

かなりの出費になるようですが、仕方ありません。

 

子どもたちが小さいころには、稼働中の工場へよく出かけました。

COCOも思い出はたくさんありますし、

旦那や義兄・義姉はもっともっとたくさんの思い出があると思います。

 

取り壊しをするとなると思い出までなくなってしまうようで、淋しいのですが・・・

少なくとも、子供たちに「負の遺産」を残すことはなくなるので、

そういう面ではスッキリするかなぁ・・・

アスベスト問題が報道されるようになってから、ずっと頭を痛めてきたので・・・