本のお話ね・・・


もともと、乱読派・・・なので、

書店や、Amazonをウロウロして、面白そうな本を手当たり次第・・・

特に、1年ほど前にKindleを購入してから、ひまさえあれば読書・読書・・・だったのですが、



なんと・・・

1週間ほど前に、「ヴァン・ショーをあなたに」(くわしくは⇒こちら )を読み終わったところで、

読みたい本が見つからない!!

という、信じられない事態に・・・・



新聞や雑誌の書評・書籍紹介のコーナーで見つけて、

「面白そう!」

と、思った本を衝動買い(?)して、Kindleに入っているのですが・・・

どれもこれも「今」読みた気分になれない・・・



そんなこんなで、2日ほど・・・Amazonをさまよった挙句、

やっと見つけたのがコレ(↓)


小さな異邦人/文藝春秋

¥1,728
Amazon.co.jp

内容紹介

電話。
「子供の命は預かった、3千万円を用意しろ」
だが、家には子供全員が揃っていた!?
生涯最後の短篇小説にして、なお誘拐ミステリーの新境地を開く表題作など全8篇。

ちょっと読んでみます・・・


感想追記・・・


ホント、久しぶりに面白い短編集に出会ったって感じです。

登場人物も背景も一つ一つが完全に独立していて、

短編推理小説にありがちな「つじつま合わせ」的なところが無かったし。。。

短編と言いつつも、1編を読むのに1時間くらいかかるものがほとんどだったので

(電子書籍で読んだのですが)本にしたら結構なボリュームがあるのかもしれませんね。

ただ・・・

後味、スカット爽快!というものではないです。

どの話も、人間の業の深さというか、罪深さというか・・・

そういうものがこの短い文章の中に尽くされているので

読み終えた後に感じるのは、「悲しみ」とか「切なさ」のほうが大きいです。