義実家の両親の介護に関する、かなり真面目&シビアなお話です。

そして、COCOの愚痴っぽい部分も多々あります。

興味のない方は遠慮なくスルーしてください。


義父が他界して1週間余りが過ぎました。


COCO家は、義父が入院する前の生活に戻りつつありますが、

義実家では、

義父が他界したことを受け入れられない義姉と、

義父が他界したことを理解できない義母が二人で生活しています。


誰もが・・・

義母は認知症がかなり進んでいるとはいえ、

義父がなくなれば、

すぐには無理でも数日のうちに理解できるだろうと安易に考えていたところがあるのですが・・・


今更ながら思うのですが・・・

認知症というのは、本人にとっても、介護をしている方にとっても精神的に厳しいものです。


義母は、子供のころのことや、結婚した当時の出来事についての記憶はしっかりしているのに、

今の記憶がおぼつかなく・・・

酷い時には5分前の出来事を忘れてしまいます。


義父が亡くなった日から、一日に何度となく

「お父さんが見当たらない」と、探し回り・・・

近くにいる家族が、

「お父さんはなくなったんだ」と、話をして遺骨の前に連れて行くと

「どうしてこんなことに・・・」と、涙し・・・

最終的には

「お父さんが死んじゃったって・・・なんで誰も私に教えてくれないんだ!」

と、ひとしきり怒って・・・

「とにかくちょっと落ち着きましょう」と、別室へ連れて行ってお茶でも飲ませると、おとなしくなり・・・


でもそれは、

義父の死を理解しておとなしくなっているわけではなく、

お茶を飲んでいる数分間の間に、「義父の死の記憶」をなくしてしまってのことなので・・・

またしばらくすると、

「お父さんがいない」と・・・


そんなことを、1日に十数回繰り返しています。


うまく言えませんが、

(数分後には忘れるとはいえ)

「お父さんはなくなったんだ」と、言われるたびに、大声をあげて泣く姿に

何度も何度も繰り返し、奈落に突き落としているような気持ちになって、

こちらも辛くなります。


毎日、同じことを繰り返して義母に説明しつつ・・・

義母が義父の死を理解できる日が来るのか・・・と、心配になります。


もしも理解できなければ、これから先もずっと・・・

毎日毎日同じように、

義父を探し回り、亡くなったといわれ、悲しむことの繰り返しの日々が続くのでしょうか・・・


どうしたら、義母に義父が亡くなったことを理解してもらえるのかなぁ・・・