おはようございます


朝からなんですが・・・本ネタです。


久しぶりに、STシリーズ復活です。(笑)


ST 為朝伝説殺人ファイル<警視庁科学特捜班> (講談社文庫)/講談社
¥627
Amazon.co.jp

内容(「BOOK」データベースより)

伊豆大島、そして奄美大島でダイビング中の死亡事故が発生。
どちらの場所も源為朝伝承の地だった。
そこに注目したワイドショー番組が事件を取り上げる。
ところが番組スタッフからも死者が出る…。
本当に事件は為朝の“呪い”によるものなのか?
STは謎を追って現地に飛ぶ。
「伝説の旅」シリーズ、始動。


やっと、時間がとれたので久しぶりに長編を・・・

まあ・・・STシリーズはCOCOの中では、外れのない安全パイ・・・
一気に読み終えてしまいました。

STシリーズなわけだから、
STでなければ・・・的な謎解きやオチを期待して読むのは当然だと思うのですが、
そういう意味では期待外れ(?)
これなら別に、STじゃなくていいんじゃない?
優秀なプロファイラー一人で十分でしょ?っていう感じかなぁ?
なにも全員雁首揃えて現地に行かなくてもねぇ~
という思いが否めません。

それから・・・
登場人物(主にSTのメンバー)の心の動きがほとんど描かれていないので、
どうしてそういう考えに至ったのか・・・
どうしてこの人物に敬意を払い、証言に信憑性を見出したのか・・・が、わからない。
唐突に、
「カレ、嘘ついてないから」とか
「彼は、本当の医者だ」とか・・・
そういう言葉の前後に、「何を根拠にそう判断したのか」が描かれているのがSTの面白さ
(たとえば、人は嘘をつくときにこういう行動をとるとか、こういう仕草をしたからあれは嘘だとか・・・)
だったのに・・・そういう部分が省略されているからSTならではの面白さが伝わってこない・・・

これはCOCOに言わせれば、かなり致命的だと思うなぁ・・・

「ST.伝説の旅シリーズ」って、あと2作あって既に購入済みなので、
続けてもう1本、読んでみるつもりなのですが・・・
似たような感じなのかなぁ~?

もともとSTシリーズって、推理小説としては内容が薄っぺらなんですよ。
でも、
些細な言動から嘘と真実を見分ける目・才能がある人たちの集まりがSTで・・・
独特な観点(視点)から事件を解決していくのがSTの面白さなのだから、
そこのところもう少しきちんと描いてほしかったです。

うーーーん・・・辛口復活(?) あまりお勧めできません。(苦笑)