池井戸潤さん原作の「ルーズヴェルト・ゲーム」・・・


昨夜からTVドラマの放送がはじまりました。


ドラマの放送開始前に読もうと思っていたのですが、


「花咲舞が黙っていない」の原作本2冊でちょっと銀行物に疲れていたこともあって


癒し系の短編集に傾倒していたので、ついつい棚上げに・・・




昨夜のTVドラマ・・・観ました。


結構、面白そうな感じです。(COCO的にはね!)


というわけで・・・そうなると結末を先に知りたくなる悪い癖がモコモコと頭を持ち上げ、


昨夜から読み始めました。(笑)


ルーズヴェルト・ゲーム/講談社

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最近つくづく思うのですが・・・


ドラマの原作本と言っても、原作本から脚本になる時点で


原作の時代と現代と・・・時代背景を置き換えるだけでもかなり雰囲気が変わるし、


同じ部分でも、脚本家と読者(COCO)のとらえ方が違えば、その場面の描き方も当然変わるわけで・・・


結末だけが同じで、そこに至る経緯が期待通りだったり、期待はずれだったり・・・


また極端な場合は、原作とドラマでは結末も変わってしまうものなんですよね。



そんなわけで


原作を先に読んでしまうCOCOとしては納得がいかない部分も出てくるのは当然で、


でも・・・


そこには作家と制作サイドがお互いの利害関係が一致しているということが前提としてあるんですよね。


たとえば、あまり知名度のない(と言ったら失礼ですが)作家の作品がドラマ化されることで


その作家が脚光を浴びるようになり、


別の作品も含めて本が売れるようになるのであれば、


もともと作家が描こうとした世界とはちがう世界観のドラマになってしまったとしても、


それは作家にとってはマイナスにはならないわけですし、


制作サイドとしては、ドラマを通して世間に何かを訴えようというよりは、


視聴率優先という部分はあるだろうし、


そうなると、脚本化の時点で、原作に忠実であることよりも、見ている人が面白いと思うものに・・・


というのは必然・・・



「半沢直樹」のときもそうだったように、


「ルーズヴェルト・ゲーム」も、原作とは違う場面・描写が多々出てくるとは思いますが、


それはそれでいいのでしょうね・・・w



ドラマはドラマ・・・原作は原作として全くの別物として楽しんだほうがいいのかもしれないなぁ


と、思う今日この頃です。ww



感想追記・・・


昨日(28日)から読み始めたのですが・・・


中盤から話の展開が面白くなってしまって途中でやめられず・・・


結局、今朝(29日)4時ごろまでかけて一気に読んでしまいました。


面白かったですよ~~~ww


おかげで朝寝坊・・・(^^ゞ



原作自体は、ドラマチックというよりも・・・


業績を示す数字を重視していた経営コンサルタントという経歴を持つ社長が、


社員の人生、それぞれの生き様の上に会社が成り立っているということに気づいて・・・


という結構硬派なテーマなのかなぁ?



結末を含めてTVドラマはかなり違ったものになりそうな予感はしますが


読後感はかなり爽快&しんみりと心に残るものがありました。