先日から、この2冊を同時進行で読んでいます。
思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)/集英社
- ¥626
- Amazon.co.jp
- 珈琲屋の人々 (双葉文庫)/双葉社
- ¥669
- Amazon.co.jp
前にも書きましたが、
「思い出のとき~」は、電子書籍化されていないので、普通の書籍で・・・
「珈琲屋の~」は、電子書籍で・・・読んでいます。
どちらも短編集なのですが、設定が良く似ています。
「思い出のとき~」は、近くに大きな商業施設が出来たおかげで、
ほとんどのお店がシャッターを閉めてしまったさびれた商店街の時計屋さんが舞台・・・
「珈琲屋の~」も、似たような商店街なのですが・・・
ちょっと違うのは、バブル期に地上げに遭いながらも生き残り、
活気があるわけではないけれど、どのお店も細々と食いつないでいるという感じの商店街の
旧い喫茶店が舞台・・・
どちらも「穏やかな男性店主」・・・
なのですが、似て異なもの・・・というか、
設定はとてもよく似ていますが、「思い出の~」のほうはファンタジック・・・
「珈琲屋の~」のほうはリアル(現実的)・・・
比較して読んでいるわけではありませんが、どちらもとても面白いです。
「珈琲屋の~」は4月からNHKでドラマ化されているようですが、(番組HPは ⇒ こちら )
ちょっとHPをのぞいて来たら、設定と登場人物の「名前」は原作と同じですが、
ストーリーは「ここまで脚色して、同じ話って言えるのか?」というくらい違います。(x_x;)
で・・・
もしもドラマをご覧になっている方がいたとしても、是非原作本のほうを読んでみることをお勧めします。
なんだろうなぁ・・・ドラマよりもズットズット内容に厚みがあって、
主役二人の恋物語ではなくて、商店街の人々がいろいろな思いを抱えながら真摯に生きている姿に
共感させられたり、はっと気づかされたりする部分が多いです。
「思い出のとき~」は・・・是非是非、COCOの大好きな長谷川博巳さん主演で、
原作になるべく忠実にドラマ化していただきたいです。
(くれぐれも、相手役の女の子は麻里子さま以外で・・・w)
そういえば・・・
以前「花咲舞が黙っていない」の原作本のお話をUPしたときに
「ドラマ・・・たぶん見ません!」
と言っていたのですが、旦那とミクニャが楽しみにしてみているので、
毎週、留守録にしてみてます。(苦笑)
予想通りに、銀行が舞台にしては、トラブルの解決までの道のり(?)があまりに安易なのですが・・・
旦那曰く
「半沢直樹みたいに、主役がある程度の地位がある男性行員であれば、
もっと掘り下げた(ひとつのトラブルでもその背景や解決までの道のりを丁寧に描いた)作品
にできただろうけど、所詮(すいません・・・女性行員をバカにしているわけではありません)
テラー(窓口担当)レベルの若い女性行員を主役にしたらこの辺が限度だろ・・・」
と・・・言われてみればその通りかもしれません。
が・・・1話(1時間弱)完結の、現代版「水戸黄門or大岡越前」だと思えば
娯楽番組としては結構面白いかもしれません。
「珈琲屋の人々」感想追記・・・
数日前から読んでいた「珈琲屋の人々」・・・読み終えました。
どこにもありそうな日常ゆえに、身につまされたり考えさせられる部分も多かったのですが・・・・
どうやら続編も出ているらしいです。
- ちっぽけな恋 珈琲屋の人々/双葉社
- ¥1,620
- Amazon.co.jp
電子書籍になっていないという理由ではなく・・・
これは読まなくていいかなぁ???
もうお腹いっぱい・・・www
この「珈琲屋の人々」は、お店がある商店街の人々の人間ドラマの短編集で、
それぞれのお話はリアリティがあって、
どこにもありそうな話ゆえに、身につまされる部分も多いのですが、
どの話も結末がはっきりしないんです。
それはたぶん作者の「結末は皆さんのご想像にお任せします」的な配慮(?)なのでしょうが
そればっかりだと、正直きついかなぁ??
読んだ後にほんわかとしたものが残るというものとも違うし・・・
爽快感も・・・
5つ星で評価したら・・・・COCO的には可もなく不可もなく、星3つくらいかなぁ?? (苦笑)
「思い出のとき修理します2」の感想追記・・・
昨日・今日と、時間があったので中途半端になっていた本をみんな片付けた感じ?
紙の本はぬくもりが伝わっていいですね。
ただ・・・電子書籍を読み慣れると、紙の本は「読む場所とタイミング」を選ぶだけになかなか進みません。
端的に言ってしまえば、電子書籍は画面が明るいので
暗いところ(子供のレッスン待ちの夜の車内とか、明かりを消した寝室のベットの中とか)でも読めるので
隙間の時間を使ってサクサク読み進められるというのが、個人的には気に入っているところです。
で・・・感想ですが、
先にも書きましたが、この本は「ファンタジー」の部分が多々あるので、
好き嫌いが分かれるところだと思います。
大人の童話だと素直に受け入れられる方には、星5つだろうし、
「こんな偶然あるわけないじゃん!」と作り話の中にもリアリティを求める方にはたぶんNG!!
個人的には、こういう話は心が癒されて好きです。
「時計屋さん」の男性は、人としてもかなり魅力的な方だと思います。
ほめすぎかな?