お庭にいらっしゃる方から、
「川の陰の付け方」を尋ねられることがよくあります。
というわけで。。。
上手く説明できるかどうかわかりませんが、ちょっと書いてみたいと思います。
現在、氷のタイルでCOCOさんの川は凍った状態になっているのですが・・・
通常はこんなふうに自然に流れている感じになっています。
どんなところに気をつけて、表情を付けているかというと・・・
まず気をつけることは、
「どこから光が当たっているから影が出来ているのか?」
ということと、
現実の川を想像した時に、
「護岸の内側(川に面した部分)が見えるのはどこか?」
ということを意識することです。
一つの庭なのに、同時に四方八方から太陽の光が当たるということはありえないので、
一つの庭なのに、同時に四方八方から太陽の光が当たるということはありえないので、
影をつけるときには、太陽の方向を意識することが必要です。
画面左(矢印の方向)から光がさしているという前提で
影を付けています。
ここは、川の向こう岸になるので、
画面の手前から見たときに、
護岸の内側がかなり高く見えるはずです。
ですから、縁取りの石を2~4段積み重ねて、
立体的に見えるようにしています。
そして、この部分は太陽の光が当たる場所なので、
川に護岸の影が映ることはないので、
川の色には変化をつけません。
ここは、川が東屋のところでカーブした結果、
手前から見たときには、川の向こう岸になるので、
向こう岸になる部分の石を2~3段積み重ねています。
そして、左から光が当たった場合、
護岸の影が川に映る場所なので、
縁取りの石に沿って、川の色を暗くして影を付けています。
ここもすぐ上の写真同様、
護岸が見えて、川に影が映る場所となります。
川をつくって、思いつくままに影をつけたけれど、なんとなく違和感が・・・
という場合は、
もう一度頭の中で画面の川を想像してみるとよいと思います。
川の向こう岸が見える(石を高く積まなければならない)場所はどこか・・・
光がどこからあたっていて、どのあたりに影がつくだろうか・・・
ということを意識してみると、川にリアリティがでて素敵になると思いますよ。
参考まで・・・ww