昨日、ニイニャを塾へ送った帰りの車の中でラジオを聴いていました。

N○Kの放送です。


でね・・・

COCOママとしては「えぇ~???」と、思ったことがあって・・・


『市民税減税』に対する、リスナーのコメントのコーナーがあって、

ある女性からのコメントだったのですが・・・


その女性は、『市民税減税』が近々実施される市町村に在住だそうです。

所得の関係なのか・・・

いわゆる『市民税』の納税対象者ではないそうで、

生活保護を受けている世帯で・・・

市民税は納めていないということでした。


で・・・その女性のコメントをかいつまんで書くと、

『市民税が減税されても(減税の)恩恵を得られるのは、市民税を納めている人たちだけで・・・

 わたしのように納税をしていないものには何の恩恵もない。

 減税によって『教育・福祉』が手薄になるのではないかと、危惧している。

 市民税減税は良いことだとは思わない』

というものでした。


わたしは一瞬・・・

えっ???

と、思いました。


『納税をしていないものには何の恩恵もない』


って・・・どういうこと???

(考え方が間違っているかもしれませんが)

『生活保護を受けている』『納税をしていない』時点で、すでに『支えてもらっている』立場ですよね?

その上『恩恵を・・・』って。。。

こういう考えかたは正しいのでしょうか???


そして、そのコメントに対して、番組のコメンテーターの某大学の先生がね・・・


「まさしく、おっしゃるとおりです」


って・・・


その先生は、


『現代社会は、助け合いの社会(????)なので、

納税者の税金によって福祉などがまかなわれている。

その税金が減るということは、当然福祉・年金などが手薄になる可能性があるわけですから

減税することが正しいとはいいがたい』


と言うようなことをおっしゃっていて・・・

たしかに、

「助け合い」は必要だと思うし、福祉・年金が手薄になる可能性もあるけど・・・

でもね・・・

この長引く不況の中で「支えている方(納税している人)」だって大変なんですよ。

その『支えている人たち』の立場はどうなるの???

『支えている人』がいるから成り立っているんでしょ??


『福祉の先進国のスウェーデンの国民に話を聞くと

 自分でお金を持っているよりも、国に預けた方が安全(???)

 自分が国に支払った税金は、将来福祉・年金と言う形で自分に返ってくるのだから、

 高い税金は当たり前だという考えなんですよね~

 日本も・・・国民がもっとそういうことを理解して、

 増税します。そして、みんなで支えあう社会を実現しましょう。

 と、声高に言って、当選する候補者が出てくるようになるといいですね』


とも。。。


あのさ~

みんなが納めた年金をいろいろ運用した挙句、焦げ付いて・・・

年金支給額がどんどん減っている現実を目の前にして

『将来自分に返ってくるんだから・・・』

って受け止められる人っているのかな~???

なんだか『理想論』を振りかざしているだけで、まったく説得力がないと思ったのはわたしだけ???


それに・・・

そもそもそのコメントを寄せてきた女性なんだけど・・・


いろいろな事情で、生活保護を受けていたり、税金を納める対象ではない方がいるのも理解しますが・・・


一生懸命に働いて、税金を納めて・・・

生活を切り詰めている人たちだってたくさんいるわけですよね?

そういう『税金を払っている人』が・・・

『福祉・年金などのために・・・わたしたちがもうすこしがんばって納税して・・・」

っていうならわかるのですが・・・

税金を納めていない人が、「福祉・年金のために・・・減税すべきではない」っっていうのは

なにか違う気がするんですよね。


いいたいことがわからないわけではないけれど・・・

なんとなく違うんじゃないかと思う。


納税していないんだから、きれいごとを言うな!!

って言うわけじゃないんだけど・・・


なんだか・・・

義務を果たさずに権利・権利って振りかざしているみたいに思ったのは私だけかな~???


わたし・・・

やさしくないのかな~???


と、考えてしまいました。