先週・・・
ニイニャの中学校の「授業参観&保護者会」があり、
学級担任の「数学」の授業を見てきました。
ニイニャの通う中学校では「数学」と「英語」の授業は「少人数指導」と聞いていました。
実際に教室に行ってみると、
クラスの学籍番号の前半と後半の2つに別れて授業を・・・ということで、
ニイニャの教室には教室の前半分に生徒が集まって先生の説明を聞いていました。
今回の授業は「文字式」・・・
「X(エックス)やY(ワイ)が出てくる式の説明」でした。
授業は、先生と(授業を理解している)数名の生徒のやり取りで進んでいき、
後ろから見ていると
(贔屓目に見ても)授業内容をきちんと理解できているのは3分の1程度・・・
で、先生が一通り説明をした後で、
個々に「演習問題」を解いて・・・
先生が子どもたちのといている様子を見回りながら、アドバイスを・・・という感じです。
が・・・
その「演習問題」だって、わかっている子はあっという間にやり終えてしまい、
「終った人は問題集を出して、○○ページからドンドンやってください!!」
といわれて「自習」・・・
その間、先生はもう一度黒板を使って説明をしたり、個々に指導をしたり・・・
そのうち、『補助』の先生もやってきて(?)
理解出来ていないと思われる生徒の脇に立って、
「ここはこうなるから~」と指導・・・
結局、50分授業のなかで先生が説明をしたのは約10~15分で・・・
その後の時間は、ニイニャたち(わかっている子)は黙々と問題集を解いているだけ・・・
これって「少人数指導」の意味があるの???
と思い・・・
保護者会のときに質問をしました。
「今日は数学の授業を見せていただいたのですが・・・
教室の後ろから拝見していて、
素人目にも、授業がわかっている子となかなか理解できないお子さんというのがいるのはわかりましたし、
その違いというのも結構大きいのではないかと・・・
「数学」にかんしては少人数指導と伺っているのですが、
この少人数は現在ランダムにクラスを2つに分けているだけですよね?
将来的(例えば2学期から)には習熟度別ということにする予定なのでしょうか?」
と、伺ったところ・・・
「本来、少人数指導の目的は
個々の「学力」に合った指導・・・ということですし、
それを考えると理想は「習熟度別にクラスわけをして」・・・と言うことになるのですが
全員を同じ「テスト」で評価せざるを得ない現状では、習熟度別指導はムリ!!
現状では、理解できていない子への理解定着に時間がかかり、
わかっている子に対しては「授業」といっても「自習」ということになってしまう」
という答え・・・
言われてみれば「テスト」の問題がクリアできないと「習熟度別指導はムリ」かも・・・
う~ん・・・
理想と現実はかけ離れているって言うことね~