ニイニャのソロコンサートが終ってから・・・

今度は、COCO一家がすむ町で行われた

「千住真理子 ヴァイオリン・リサイタル」に家族そろっていってきました。


プログラムは・・・

 

 G線上のアリア                J.S.バッハ

 春の歌                     メンデルスゾーン

 ヴァイオリン・ソナタ第5番『春』 ヘ長調    ベートーヴェン

 ノクターン 第2番              ショパン

 月の光                    ドビュッシー

 プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ  クライスラー

 ロンドンデリーの歌             アイルランド民謡

 風林火山~大河流々           千住明

 ツィゴイネルワイゼン           サラサーテ


 (アンコール) 愛の挨拶            エルガー

          わが母が教えたまえし歌   ドヴルザーク


でした。

田舎のホールの演奏会でしたが・・・

お客さん、ものすご~くマナーが良くて・・・

ビックリしてしまいました。

演奏が始まるまでは会場がザワザワ・・・

アチコチで世間話に花が咲いているという感じだったのですが、

ステージに千住真理子さんが出ていらした瞬間から、会場は水を打ったように静かに・・・

COCO一家はいままでいろいろな演奏会に足を運んでいますが、

今回の演奏会の「マナーの良さ」は「ピカ一」だったと思います。


で・・・

肝心の演奏ですが・・・

名器「ストラディヴァリウス・デユランティ」の音色は、

「バイオリン」とは違う音色のような印象で、

キンキンした部分は一切無くて、本当に「まるい音」・・・

聴いていて「心地よい」・・・

吸い込まれるような、引き込まれるような響きでした。


今回のステージは「山洞智さん」というピアニストの方が、伴奏ピアノ伴奏を・・・

会場となったホールには「スタインウェイ」のコンサート用グランドピアノがあり、

ストラディヴァリウスとスタインウェイの共演!!

本当にステキでした~!!


プログラムの途中から、千住真理子さんは額に汗・・・

明るいウグイス色とピンクをベースにしたノースリーブのサテンのロングドレスは

汗で色が変わっていました。

熱演でした!!


演奏の合間に、曲のこと、作曲家のこと・・・

そしてご家族のこと、そしてストラディヴァリウスのこと・・・

いろいろお話をしてくださいましたが、

その話しぶりにとても知的で、上品でかつ嫌味の無いお人柄がうかがわれて、

本当に感動的でした。


今回の演奏会で思ったこと・・・

アンコールは、『お客さんの拍手』に応えて演奏してくださるものではなくて、

『真剣に、きちんと演奏を聴いてくれたお客さんへの感謝の気持ち』 なのだな~

ということ・・・

どの曲もすばらしい演奏でしたが、

笑顔で演奏したアンコールの2曲が一番ステキでした。