税務署から「e-Tax(電子申告)」の案内が届きました。

数年前から届いているのですが・・・

メリットが感じられなくて、結局毎年PCで書類を作って、税務署で確定申告をしています。


リーフレットによると、

e-Taxで申請をすると、最高5000円の税額控除を受けることが出来るようになったそうです。

(19年度または20年度のいずれか1回だけ)


一瞬、あら~いいわね~

と、おもったのですが、「税額控除」というのがミソ!!


もともとこのシステムを利用して納税をするには、事前に自分で市(区)役所などで「住民基本台帳カード」を作成し(ここで費用500円程度)、その「住民基本台帳カード」に「電子証明書」を組み込んでもらう(ここでも費用500円程度)必要があります。

その後、「電子証明書情報」を読み取るための「ICカードリーダーライタ(3000円程度~)」を購入して、

自分のPCにデーターを登録しなければなりません。


というわけで、初期費用が最低でも4000円程度・・・

ICカードリーダライタの機種によって費用は大幅に変わりますし、

そもそも市町村によって使用できるICカードリーダライタの機種が異なるので、

転居の場合には買い替えが必要になるケースもアリ!!

そして、「電子証明書」の有効期限は通常3年間なので、3年ごとに更新の必要アリです。


で・・・

「e-Tax利用者に5000円を補助(支給)」というのなら初期投資(?)を全額回収出来る計算ですが、

あくまで「最高5000円の税額控除」・・・

もともとの所得&税率にもよりますが、5000円控除が増えたところで納税額への影響ってそんなにはありません。


確かに確定申告の時期の税務署は混みあいますが、

事前に「国税局のHP」の「確定申告書作成コーナー」などを利用して申告書を作成して提出するだけならば、

たいして時間はかかりません。


e-Taxを利用しても自分で申告書を(PC上で)作成しなければならないことに変わりはないし・・・


国税局としては、「人件費削減」&「混雑緩和」のための苦肉の策なのでしょうが

なんだか魅力がないわ~

と、おもってしまうのは私だけ???