なぜか・・・

最近、すっかり『教育評論サイト』になってしまっていますが・・・

もうすこしお付き合いくださいませ!!


先週の「学校公開日」のニイニャの学年の保護者会で、

先日来こちらでも話題にしている『学力テストの結果』のおはなしがありました。


「おはなしがあった」だけ・・・

つまり、生徒には『学力テストの結果』は返却しないという方針のようです。

本来「テスト」というのは『苦手な部分を明らかにする』ということが大きな目的だと思うので、

「結果を本人に返却しない」というのはちょっとね~

やっぱり『統計を取りたかっただけなんじゃない!!』と思ってしまいました。


で・・・

その(どうでもいい)統計のお話なのですが・・・


『本校の6年生の成績ですが・・・

 国語の正解率は○%・・・県平均は△%ですから県の平均を4.5%上回っています

 算数の正解率は○%・・・県平均は△%ですから県の平均を3.4%下回っています

 ということで・・・

 合計の正解率は○%・・・県平均は△%ですから県の平均を0.5%上回っていると言うことで、

 ほぼ平均的な学力が身についていると考えていいと思います』


ということで終わり!!

学校としてはこれで終わりでいいわけ???

一応、保護者に『数値を公表した』だけで『結果を公表した」ことになるの???

なんだかね~


わたし・・・

個人的には、半年も前のテストの結果を今更返されても仕方ないし、

どうでもいいって言ったらどうでもいいんだけど・・・


ニイニャの学校の生徒の中にも、この平均を大幅に上回っているお子さんはいると思うし、

反対に、心配になるほど下回っているお子さんもいると思うのです。

で・・・

一番大切なのはその『下回っているお子さんのフォロー』だと思うし、

今後の対策だと思うのですが、そういうことに関しては一切ノーコメント!!

というより、たぶん『切捨て』なのだと思う・・・

「これから『成績が平均を下回るお子さんが出ないように』どう取り組んだらいいか」

はたぶん考えると思うのですが、

おそらく『現在進行形で大幅に下回っているお子さん』については、

何の対策もないままに中学校に送りだして終わりだと思う。


貴重な(?)授業時間を使ってやった「一斉学力テスト」なんでしょ?

どうしてこれで終わりでいいのかな?

せめて「結果」を個々に返却してくれれば、

「あら?うちの子、こんな問題も出来ていないの?

 ちょっと、ちょっと・・・」

って、各家庭で善後策を考えることも可能だと思うのに、

結果を返却しない現状では、それさえも不可能・・・

結局、「お宅のお子さんはこんな問題も出来ません」っていうことを保護者に知らせたくないのかな~???

学校側の『保身』にしか見えないんだけど・・・


数年後の『指導要領改定』に当たって、

「大幅に内容を削減されたカリキュラム」で指導を受けている『現在の小中学生』に対して

何の責任も負わず、フォローもしないのと同じですね・・・