ついに解いてしまった
二度と観られない名作のうちの一つを
再び、観るという行動
「戦場のピアニスト」
前半は物語が動きます
残虐なシーンはドキュメンタリーのように見つめました
ウワディク(主人公)はピアニストなんですよ
ピアノばっかり弾いてきたので
言ってしまえば他に何も出来ない、知らない
言葉は悪いけどピアノバカなんです
逃亡中に、芽の生えたジャガイモを食べるシーンがありますが、ここらの描写はその典型かも
「ここから脱出したいんだ」
「逃げるのは簡単だ。生き抜く事が難しい」
逃げたい一心だったのでしょう
その先は何とかなる、と思っていたのかどうかは別にして。
サバイバル?とんでもないw
彼にはとんでもない高いハードルですよ!
隠れ家生活が始まってからは
音を出してはだめ、存在を消さないといけないから。だけどついお皿を棚から落として割って派手な音を出したりとかね
窓辺に佇み
見守ることしか出来ない
助けてあげることも出来ない
ただただ見守っている
絶望と諦めの色しか浮かんでいないウワディクの眼差しが
なんとも哀しく印象的でした
だけどいざ、命が危ない!殺される!となると
本能として逃げなくては、、、と思うものなんでしょうか
そして廃墟でついにナチスの将校に見つかってしまうのです
登場の仕方が怖かった・・・
しかし人間であることを忘れたような狂気はなく
とても人間的なオーラを感じる
なぜ?
いやいや
こういう人こそ残虐だったりするんじゃないか
ピアニストであると証明する為に将校の前でピアノ演奏することに
鍵盤を噛みしめるように鳴らし始める
ひとつひとつの音を大切にしながら
演奏が始まったら逃亡者から一気にピアニストの顔に
エイドリアン・ブロディ吹き替えなしだったそうです(パンフより)
これは、
編曲が
ゆづの使ったバラード1番とかぶる
将校の表情が変わっていく
こいつ、ただ者とは違う
そして将校は、差し入れをしたりしてウワディクを密かに助けるんですね
彼らのやりとりはピアノ以外、言葉でのやりとりは少なかったのですが
ここのシーンはよかった
どうやってあなたに感謝すればいいのか
神に感謝したまえ
生きるも死ぬも神のご意志だ。そう信じなくては
(着ていたドイツ軍のコートを脱いで渡し、それを受け取りながら)あなたは?
もっと暖かいのがある。
戦争が終ったら何をする?
また、ラジオでピアノを弾くつもりです。
名前を教えてくれ。必ず聴く
シュピルマン・・・
ピアニストらしい名前だ
ゆづとジェフはこの映画を観たかどうか
それはもちろんわかりません
結論。
見直してよかった
清塚さんによれば芸術は余白のあるもの
羽生結弦のバラ1を
また違った想いで魅る事が出来そうです
氷上のピアニストの身体から奏でられる音を
感じたい
そう思います
神戸でももちろん
バラ1でしょうか
いや
そうでしょう
っていうか
それしかないよね!!!
なんだかアイスショーなのに緊張してしまうっていう(笑)
映画は、ホロコースト題材ですからね
観れる方は観て。
観たくない人はいいです←
エンディング、カメラ固定で手元だけ撮影wピアノはスタインウェイ。