1989年1月26日、ウィーンにあるドイツ大使館では、皇帝一家臨席のもと舞踏会が催されていた。大勢の貴族が一堂に会する中、皇太子ルドルフが男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの手を取り、踊り出す。人々の視線を一身に集め、幸せそのもののように踊るルドルフとマリー……しかし、うたかたの恋に終止符を打つ時の訪れを悟っていた二人は、愛を貫くべくある決意を固めていたー。

(公演プログラムより)




1月26日




とても大切な日