洋裁を始めると、アイロン無くしては始まらないことが分かります。
アイロンを好きになってもらうことが、洋裁上達の近道になるといっても良いと思います。
私が使用しているアイロンは、下の2台になります。スチームアイロンとドライアイロンです。
洋裁で多用しているのは、ドライアイロンになります。いろいろ使ってみた結果、軽くて先が細いのが、どの年代にも使いやすいということが分かり、このアイロンを使うことにしました。
スチームアイロンは、仕上げアイロンに使います。また、普段のワイシャツのアイロンがけにも使っています。リネンやコットンの頑固なシワもスチームアイロンなら取れやすくなります。
ドライアイロンは、熱だけなので、一度ついたシワを取るには適していません。一生懸命取ろうとして、グイグイ押して滑らせてしまうと生地が伸びてしまい、本末転倒になってしまいます。
スチームアイロンは、熱プラス蒸気なので、シワが取れやすくなります。ただ、生地も伸びやすくなるので、強く滑らせないことが大切になります。
そこで、ドライアイロンを使う場合、霧吹きでまんべんなく湿らせてから、アイロンをかけることをお勧めします。
どの種類のアイロンを選ぶかは、ご自身の手にフィットするか、重すぎないかで選ぶと良いと思います。更年期以降は、腱鞘炎にもなりやすくなるので、手首に負担がない道具を選ぶだけで、長く洋裁を楽しむことができると思っています。
次に、アイロンの使い方ですが、とにかくぐいぐい押さないこと、が最大のポイントです。
洋裁の作業の中で、アイロンを強く押したり、滑らせたりするような場面はないので、アイロンがけは優しくかけることを心掛けてもらえると、出来上がりもきれいになります。
「生地をむやみに伸ばさない」ということを頭に入れて、アイロン作業をしてみてください。
それだけで、出来上がりが変わってきますよ。
ご参考にしてください。