日曜日のお昼時。並んで順番を待つのですが、沢山のお客様が列を作ってみえました。外で立って1時間近くかかったと思います。
前回来た時は、外国の方も並んでみえたので、またコロナの規制が緩和されたら、さらに並ぶことになるかもしれませんね
京都の街中と思えない雰囲気です
お庭まで、こんな綺麗にされているのを見たら、美味しくないはずがないと、思ってしまいます(笑)
尾張屋さんは、特に「水」にこだわってみえて、京都高島屋さんの7階に出店される際、地下50メートルの深さの井戸を掘って、地下水を汲み上げることを条件に出店された程今も本店と同じ水質でお蕎麦もお出汁も提供されているということです。
「やんごとなき御方より召されて」と、文献に残っているそうで、室町時代に尾張の国から京都にのぼり、菓子屋として創業された尾張屋さんでは今も、「そば餅」や「そばぼうる」等のお菓子が入口に並べられています。
1階は椅子席と茶室(お座敷)、2階は椅子席と広間のお座敷があり、今回は2階の手前のお部屋に通していただきました。
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お蕎麦や丼もののほかに突出しやお酒、甘党もあります。
親子丼(1,375円)
照りのあるトロトロの玉子とじと、濃い目の色のお出汁がかかったほんのり甘めのお出汁の親子丼。
絶妙な玉子のとじ加減がとても美味しいです
1661年創業の京漆器「象光」の割子という風流な漆器。「寶」と書かれた蓋を取るとお蕎麦が出てきます。
最後に、
桜の塩漬けの入ったお湯呑みに蕎麦湯を注いで、
桜湯として、桜の香りを楽しめます
私は、お出汁も入れて頂いてしまいました上品なお味と香り
戦後の大変な時期、皆で幸せにと思いを込め考案された宝来そばは、「蕎麦を食すると宝が来る」という言い伝えから命名されたということです。
ご馳走様でした。