京都の地下鉄烏丸御池駅から北の方へ歩いて2分程

年代を感じさせる町家のたたずまいは、明治時代初め頃の木造建築で、創建当時からこちらのお店を見守っている泰山木と、「寶」の暖簾をくぐってお店へ入ります。



日曜日のお昼時。並んで順番を待つのですが、沢山のお客様が列を作ってみえました。外で立って1時間近くかかったと思います。

前回来た時は、外国の方も並んでみえたので、またコロナの規制が緩和されたら、さらに並ぶことになるかもしれませんね汗

京都の街中と思えない雰囲気です照れ


お庭まで、こんな綺麗にされているのを見たら、美味しくないはずがないビックリマークと、思ってしまいます(笑)


尾張屋さんは、特に「水」にこだわってみえて、京都高島屋さんの7階に出店される際、地下50メートルの深さの井戸を掘って、地下水を汲み上げることを条件に出店された程ガーン今も本店と同じ水質でお蕎麦もお出汁も提供されているということです。


本家尾張屋さんの創業は、1465年。

なんと、

応仁の乱の始まった年の前になるのだそうびっくりびっくりマーク

550年以上続く歴史のあるお店なのです。



「やんごとなき御方より召されて」と、文献に残っているそうで、室町時代に尾張の国から京都にのぼり、菓子屋として創業された尾張屋さんでは今も、「そば餅」や「そばぼうる」等のお菓子が入口に並べられています。


1階は椅子席と茶室(お座敷)、2階は椅子席と広間のお座敷があり、今回は2階の手前のお部屋に通していただきました。




お品書きはこちら

    ダウンダウンダウン


お蕎麦や丼もののほかに突出しやお酒、甘党もあります。


親子丼(1,375円)ダウン

照りのあるトロトロの玉子とじと、濃い目の色のお出汁がかかったほんのり甘めのお出汁の親子丼。

絶妙な玉子のとじ加減がとても美味しいですラブ


こちらは、「名物宝来そば」(税込2,805円)。

十四代目考案された尾張屋さん名物のお蕎麦。

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1661年創業の京漆器「象光」の割子という風流な漆器。「寶」と書かれた蓋を取るとお蕎麦が出てきます。

五段になっていて、それぞれお好きなお薬味をのせていただきます。とっても豪華なお蕎麦キラキラ


食べ方は右手前に添えられたピンク色の紙に書かれています。


裏面は、英語バージョン!?

ダウンダウン

お薬味をのせたお蕎麦に直接、壺に入ったお出汁をかけていただきます。


京焼きの器に入ったお薬味は、上から左回りに、海老のあられ揚げ、海苔、錦糸卵、煮椎茸、胡麻、わさび、真ん中にねぎともみじおろしが入っています。

一腕ごとに違うお薬味でいただけるので、少しずつ違ったお味を楽しむことができるので、最後まで飽きることもありません。

特に海老のあられ揚げは、中の海老はプリプリで、味のある衣がサクサクしていてとても美味しいビックリマークひと口大にしていただいてるので、食べやすいです照れ

温かいうちにサッと食べるのがお勧め。

きっとこちらのお店は、天丼や天せいろも美味しいんなぁラブラブと、次回頂くものを考えつつラブ(笑)


最後に、

桜の塩漬けの入ったお湯呑みに蕎麦湯を注いで、

桜湯として、桜の香りを楽しめます音譜

私は、お出汁も入れて頂いてしまいました爆笑上品なお味と香りピンクハート

戦後の大変な時期、皆で幸せにと思いを込め考案された宝来そばは、「蕎麦を食すると宝が来る」という言い伝えから命名されたということです。

確かに、目にも口にも美味しいお蕎麦を、お腹いっぱいいただいて、幸せな気分になれました照れラブラブ




本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)