ダイアリー14
KH side
「...........はい、ありがとうございます。
明日朝イチに伺います。はい、
本当に、本当に、ありがとうございました。」
やっと、やっとチャミナを見つけた。
多分間違いない。
大丈夫だ。
そう、言い聞かせる
少し遠いけど明日、朝から会いに行く
話しでは、間違いないはず。
でも、会って見ないと
何度となくこんなことを繰り返している。
今度こそ、チャミナであって欲しい。
逢いたいよ凄く逢いたい。
僕たちは短期間で友達になった。
僕は、親友だと思っている。
何で相談してくれなかったんだ。
なんでも、聞いたのに
なんなら僕もついていったのに...........
あれからも、
ユノさんの部屋は相変わらず
女の出入りが激しい。
でも、泊まっている感じはない。
でも、それに遭遇するたびに
掴み掛かりたい気持ちになる。
「何をやっているんだアンタは
チャミナがまだ見つからないって
言うのに女引き込んで。」
俯いてそう、呟いた。
僕は、握りこぶしを作って反対の手で強く
握り込んでいた。
とにかく、明日、明日だ。
会いに行くチャミナだと信じて
きっと大丈夫
ユノさんには言わない
チャミナを見つけても
それは、僕のプライドだから。
好きだから、
探し回るほど.............
黙っていられないほどには
(Y side)
あれから少しだけ分かったことがある。
俺に、必要以上に近づいてくる女がいる
大体の女は冷たい言葉や視線を
浴びせたらスゴスゴと退散して行く。
それが効かない女がいる。
違和感だけが残る。
あの頃、あの忙しい時期が過ぎ
今は、仕事をセーブしてもらっている。
チャミナの仕事も、
気になり連絡を入れてみた。
やっぱり、ちゃんと休暇をとっていた。
1年とか...........
本当は、辞めたいと行ってきたらしい。
けど、編集サイドに説得され休暇で収まったらしい。
人に対する気遣いだけはちゃんとしてるから
こんな消えてしまうような時でも気遣って、連絡を.していたみたいだ。
あれからずっと
俺は、チャミナがいなくなった意味(理由)を
探した。部屋のなかや机、パソコン、ノート、あらゆる所を探した。人にも、会った。
わからない、わからないんだ。
寂しい思いはさせていたかもしれないけど
居なくなるなんて
このままじゃ会えない。
二の舞を踏んでしまう。
また、居なくなる。
逃げられてしまう。
チャミナは、とても繊細だから
考えすぎるくらい考え
それからでないと動かない。
身体がさきの俺とは、違う。
何かあるなにかが違うはず。
考えろ考えるんだ。
そう、今日も、
めんどくさい女どもがインターホンを鳴らす
どこで聞いて来るのか家も、ケイタイも.....
個人情報は、どこにある
俺の情報は、金で売られているのか?
ケイタイは変えられないから
チャミナから電話があったら困るし
散々だ。
そう、この女だいつも現れる。
何度言っても、家に来やがる。
いつもは門前払いなんだけど
今日は、確かめずに開けてしまった。
ズカズカと家に入り込んできた。
そして、
「ねえ、ユノさん
私ね、貴方となら上手行くと思うの
絶対に幸せな家庭が作れるわ
私、ユノさんを絶対に幸せにする自信が
あるものチャンミンさんよりも、
ずっと、ずっと上手に、
それにあの人とは、結婚すらできないでしょう
私は、貴方の子供だって産めるわ
可愛い子供を
あっ、でも、子供は、一人しか
生まないわ、体型が崩れちゃうもの
いいでしょう」
「はあっ、何を言ってるんだ
お前は、誰が誰と結婚だ
あっ、
俺が
なんで、お前なんかと結婚を?
お前なんか前の撮影で少し絡んだだけだろう」
「え~っ
今日のユノさん優しくないわ。
撮影の時はジェントルマンだったのに
私にだけ優しくしてくれたでしょう
恥ずかしがらなくていいのよ
雑誌の撮影の合間も、
二人で頑張ろうねって言って
肩を抱いてくれたわ
大丈夫、上手くやれるよって
あの時のユノさんに戻って、
私だけのユノさんに
それに、帰りに食事にも、
連れて行ってくれたでしょう
とても嬉しかったわ
私にだけ優しくしてくれた
私は特別だから。ユノさんの特別
なのに、あいついつまでも居座って
でて行かないし、案外しぶとかったわよね
これまでにないくらい私、頑張ったもの
誉めてユノさん
これで、ユノさんは私のものね。家にも招いてくれたし、絶対に帰らないから何があっても」