アメリカに住み始めて、
様々な「考え方」が変わった。
先日も、今までしがみついていた固定概念が、崩された出来事があった。
昨夜、主人と行きつけのレストランに行った時のこと。
(こんなお料理です。
私はビーガンのメインを頼みました♪)
いつものごとく、楽しく食事をしていると、
後ろのテーブルに座っている人と、店員さんの会話が聞こえてきた。
店員さんが
「本日のお食事はいかがですか~?」
って笑顔で聞きいたところ、
そのテーブルのお客さんは、
「塩気とスパイスが強すぎると思うなぁ」
とハッキリ伝えていた。
ワオ。とは思ったものの、
実は私も同じように感じていた。
このレストランはいつも味付けが繊細で、
一流レストランなのに、家庭的な感じがする。
そんな優しい料理が好きなのだけれど、
今日はちょっと味がキツイなぁ、と私も感じていたのだ。
ハッキリものごとを言うのが苦手な私は、
どんなにまずいものが出てきても、
「It's good.(美味しいよ)」
と、笑顔でごまかしてしまうNoが言えない日本人タイプだから(笑)、
彼らの会話を聞いてて、めちゃハッキリゆうやん
って、冷や冷やしたけれど、
よくよく考えると、どちらの方がレストランのためになるのだろう?
「本音」
素直に感じたことを
ハッキリと相手に伝える。
これって、「相手のため」という側面もあるよね。
だって、その言葉を聞いて相手は気付くことができる。
さらには、「世界のため」でもあるのかも。
このお客さんがハッキリ伝えたことで、
味が改善されたら、
今後来るお客さんたちのためになる。
しかも、「自分のため」でもあるのかも。
自分に嘘をつかず、
自分の感じたことを大切にすることになるから。
そう思ったことがもう一つあって。
私の主人も、はっきりモノ申すタイプ。
私たちがマンションを買ってから、
主人があれこれ管理人に申し立てをするので、
(ガレージのドアが重たくなっていて、開きずらい)
(公共スペースの冷房が異常にききすぎている)
などなど。
そのおかげで、
私たちのフロアはいつもきれいだし、
ドアも開けやすいし、温度も快適だし、
とても過ごしやすい場所になっている。
日本にいた時は、
ハッキリ言うこと=相手を傷つけること
みたいなイメージがあったし、
ハッキリ言う人って、
口うるさいとか、ネガティブなイメージを持たれたり、煙たがられたりするイメージがあったけれど、
アメリカに住んで、
ハッキリ言う人を目にする機会が増えて、
しかも、それがちゃんと受け入れられて、
その意見によって、世界がより良く巡っていく姿を目にしたら、
ハッキリと意見を伝えることって、
悪いことじゃなくない?
むしろ、良いことなのかも...
と、考え方が変わったのだ。
もちろん、
色んな人の意見があるから、
自分の意見を強いるのは良くないし、
相手を思いやる伝え方とか、
「調和」はいつでも大切にしたい。
けれど、包み隠さず、ごまかさず、
ハッキリと本音を相手に伝えることは、
実は世界に良い影響を与えているのかも。
相手のためになるし、
世界のためにもなるし、
自分のためにもなる。
だから、これからは、
「相手を思いやりながら、
本音を素直に伝える」
ということに、
ちょっとずつ挑戦してみようと思っている。
それでは♪
Have a good one ;)
※匿名で誰かを誹謗中傷することなどは、
目を見て、相手を思いやって、
本音をハッキリ伝えることとは、
全く違います。念のため!