事の発端は去年の夏休み明け。文化祭に部活動の大会、定期考査と大きなイベントが重なり、ストレスが溜まり限界を感じ始めた時期でした。蓄積したストレスは9月末頃に爆発し、やがてそれは心身に異常として表れるようになりました。

 

まず表れた異常は、頻繁に起こる物忘れでした。最初は些細な物忘れで、スマホのリマインダーにすぐ登録すれば防げるものでした。しかしそれは徐々に悪化していき、日常生活のルーティーンの一部を忘れるまでになりました。

 

物忘れが悪化し切った後、今度は同時に複数の異常に見舞われました。集中力の低下、記憶の混同。また、これらの影響で発生する動機、異様な発汗、眩暈など。挙げきれないほどの異常がありました。

 

もはやその異常たちが当たり前となり始めたころ、次は感情面に新たな異常が発生しました。些細なことで人を殺したくなるほど怒りが沸き、かと思えば全てのことに楽観的になる。自分は何もできない無能だと絶望を感じ、次の瞬間には何でもできる有能だと自信に溢れる。このような正反対となる2つの感情が、1日のうちに何回も順に湧き上がるようになりました。

 

頭や体に加えて心も異常になり、最終的に辿り着いた先は強い希死念慮でした。希死念慮が沸き始めてそれほど時間が経っていない時期は漠然と「消えてしまいたい」と思うだけだったのですが、徐々にそれはリアルに、具体的になっていき、「山の中の〜駅で飛び降りて死ぬ」と計画を立てる程になりました。

 

自分の全てが異常になり、本当の限界を迎えた今年の1月半ば、やっとの思いで心療内科にかかり、双極性障害、解離性障害、自立神経障害と診断されました。