今年の8冊目は「人魚が逃げた」。
作者は、すっかりお馴染みの青山美智子さん。
銀座の街で繰り広げられる5人の短編集。
今回も、伏線→回収が素晴らしい作品でした。
この伏線→回収は、作者の真骨頂。
どの作品もこのパターンで展開されるのに、
"またか"と飽きることは一切なく、
むしろ"そう来たか"と喜ばせてくれるところが
すごいと、作品を読む度に思います。
物語の舞台が、土地勘のある銀座だったのも
景色がリアルに浮かんで。
アンデルセンの人魚姫の王子様が
銀座の街をさまよい歩き、
テレビ番組の街頭インタビューに答えたことで
「人魚が逃げた」というワードが
SNS上でトレンド入りする…という発想も
"今の時代ならあるかも…"と思えたりして。
改めて人魚姫を読んでみたくなりました。
読みに来て頂き、ありがとうございました。
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