曇り空のような娘との買い物は気を使います。
でも冬の頃を思えば、私は笑っている。
あの時は本当に辛かったです。
もうあのショッピングモールには近寄りたくないと思うほど、
強烈に辛かったことが思い出される場所があります。
あのころの私はもう娘と死んでしまいたいと何度か思っていました。
受験時。
心も身体も停止してしまったかのような娘とその状況を必死に支える自分とが
2人で並んで、ショッピングモールを歩きました。
気持ちは大嵐です。
さっき食べたばかりなのにずっと食べ物ばかりを眺めて、
苦悩の顔でカフェに入り、なんで?と言いながら口に運ぶ娘。
それを引きつった顔で眺める私。
日夜暴れたりする娘を前に、どうしていいのかわかりませんでした。
「もう死にたい」
あと一本、心の糸が切れたら
私はどうしていたでしょう。
娘は拒食→過食→過食嘔吐と進んでいます。
吐き出したら長いだの、なんだのといろんな情報が目に入ります。
でも私らは今日、それなりに笑ってサブウェイを食べました。
あの頃とは違う。
あの頃とは…。
夕食時、娘が夫に私立大の受験はこうしたいと話していました。
夫はうんうんと聞いていました。
受験研究を娘の前でし尽くしてた夫も変わりました。
こっそり研究は続けているとは思いますけど、あの子の前ではしなくなりました。
「安心しなさい。
受かった大学があなたの最良の場所、主が用意した最良の大学なのです」
牧師さんが言った言葉が何よりの救い。
だからそれを握りしめよう。
一度部屋に戻った娘が半べそでリビングに。
「食べたいわけじゃないのに。我慢したらできるのに」
夫も私も娘の背中をトントンとし、
寝室へ。
今は2人でそれぞれスマホを触っています。
死なないで良かった。
大げさだけど。でも本当に。
いつか変わる。
いつか治る。