その後です。 福岡であの事件 が起こりました。

公園で母親が自分の子供を殺してしまったのです。

子供さんにはお兄と同じような障害があったようでした。

事件のニュースを見るたびに「もしかしたら自分だったかも・・・」と

思うようになり、動悸がしたり落ち込んだり・・・

殺したいとは思いませんでしたが、消えて欲しいと思った事がありました。

それがその時の正直な気持ち 涙

でも やっぱり自分が産んだ子供です。

初めて顔を見て抱っこした時

「どんなことがあっても 一生この子を守ろう!」

そう誓った事を思い出していました。



紹介してもらった病院に予約の電話をしたら予約が2週間後・・・ えー

事件があったせいで相談が増えたようでした。

(悩んでる人、やっぱりたくさんいたんだな・・・)

今では1クラスに3~4人ほどいるようです。

気付かないで大人になる事も多い。

福岡では久留米大学付属病院の小児神経科が有名です。

でも有名なので予約は半年後・・・長いですよね、そんなに待てない。

私が紹介されたのは、そこで勉強された先生がいる家の近くの

病院でした。

予約の日オトンとお兄と3人で行きました。

親は先生からの問診。子供は簡単なテストとゲーム。

療育センターでしたテストと合わせて先生が言われた病名が

『アスペルガー症候群』と『多動症』。

『アスペルガー』は知っていましたが、それもか・・・と思いました。

でも先生の言われる特徴がどんどんあてはまります。

「治療法もないし、うまく付き合っていきましょう」

「訓練は要らないでしょう」

そうなんだーと、とても落ち着いて話を聞く事が出来ました。



『アスペルガー症候群』には視覚、または聴覚から情報を得るという

特徴があります。お兄の場合は視覚から。

だから怒ったり何度言ってもダメだったんですね・・・馬の耳に何とか・・・

先生が言うにはメモに書いて渡した方が効果的だそうです。

へーと思いましたが、思い当たることが・・・お兄は本が好きだし

こだわりとして取り扱い説明書とかが大好き。大人もうんざりするような

分厚いパソコンの本も読んでます。うんうん、間違いない!

『多動症』にはジャイアンタイプとのび太タイプがあります。

お兄はのび太タイプ。攻撃性が無い方ですね。

確かに小さいころからいじめの様な事や、からかわれる事が多い。

1つの障害にも色々なパターンがあるんだなーと思いました。

専門医でないと見極めは難しいでしょうね。

それに専門医でないと親も受け入れられない、信じられない・・・




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