悲しくなりました。 | 手作り雑貨 coccoloのブログ

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3人の作家が集まって、いろんな手作り雑貨を作っています♪

深夜ですが、どうにもこうにも気持ちの持って行き場がなかったので

書いちゃいます。

もう批判めいたものは書きたくなかったのですが。


先日、書かせていただいたミス・ユニバースの衝撃衣装ですが・・・


yomi-nekoと同じ嫌悪感を持たれた方が多かったらしく、

デザイナーさんのブログに批判的な言葉が沢山寄せられています。

その返事として、プロデューサーさんの言葉が書かれているのですが、

これを読んで、とても悲しくなりました。


緒方義志さんの手記



いろいろな方々が協力し、

着物文化というものを考えられて製作されたのは、分かります。

このままだと、着物自体が淘汰されてしまうというのも分かります。


確かにyomi-nekoが普段の着方も、

昔から着物に触れている方にとっては、

理解されないものではあります。

服飾文化としての着物を変えなければと

思っていらっしゃる方が沢山いるのは嬉しいし、

今後がとても楽しみです。


でも。


今回のミス・ユニバースの衣装は、そんなことではないんです。


斬新なデザインを、という事で着物自体のデザインを

批判しているのではないです。


なぜ、

下着が見えているのか。

それだけです。



yomi-nekoは着物が大好きです。

着物が淘汰されていくのは悲しいです。

でも、それ以上にパンツを見せ、ガーターベルトをつけて

「これが日本の斬新で新しい着物の着方」と、

世界に見せられるのが嫌なのです。


花魁着付けで浴衣を着ようと、

ミニの浴衣で歩こうと、

個人の好みであり、自由です。

いろいろな着方やいろんな見せ方があるのは構いません。

それがファッションというものですから。



こういうデザインで、

古い規則に縛られた着物業界をなんとかしたいと思うのならば、

国内のショーでやればいいのではないでしょうか?

世界に発信する必要なないでしょう?



日本人女性の色気や大胆さを表すのが、

ピンクのパンツにガーターベルトなのですか?


このデザインを正当化するために、

「着物文化を生き返らせたい」という事を言わないで欲しい。


本当に着物が好きな方なら、

こんなことは言わないですよね。


本当に日本女性を尊重しているのであれば、

あんな風に書けないですよね。


あのデザインを見た外国人の男性が、

日本女性を誤解する可能性が高いですよね?



悲しいです。


yomi-nekoは、普段着としての着物を

頑張って着続けるつもりです。


それは、奥ゆかしさを主張したいわけでも、

色気を見せたいわけでも

着物はこう着なくちゃ、という事を見せたいわけでも

ありません。


着物が好きだから。

着物が着たいから。


ただ、それだけです。


「衣装」としての着物ではなく、

「普段着」としてのお手軽で素敵な着物が

増えていくのを望みます。



願わくば。

本番では、パンツを隠して欲しい。



ただの愚痴ですね。

読んでくださった方、ありがとう。