今でもたまに思い出す。
そんな珍しいことではないけれど
当時の私には
けっこうな驚きで
卒業式って名前順の席。
だから
隣が仲良しの子とも限らず。
でも1年間同じクラスだったわけで
挨拶したり
班が同じになったり
ちょいちょい関わりあったりして
式の前日の予行練習の時。
ふと隣を見ると
ん?泣いてる??
うつむいて目を潤ませているではないか!!
予行練習で感極まるとか
純粋か!!
と思っていた
ねね、大丈夫?
予行で泣くとかすごくない?
て、話かけたら
うん。大丈夫だから
と小さな声で答えてくれて。
あぁ、全然泣かない
明日も絶対泣かない私って
どーなんよ
と思った
練習中もなんだかずっと気になっちゃって
教室に戻ってから
「明日ヤバいんじゃない?」
って声をかけてみた
「うん、迷惑かけたらごめんね」
と返ってきたから
「泣いて迷惑とかないから」
て言ったら
なんとまぁ衝撃的な一言が。
泣いてるんじゃなくて
つわり
なの。
は?は??はぁぁ??
でした
卒業だし
面倒なことになりたくないから
学校には黙っててそのまま卒業しようと
思ってるから
だって
そんなこと聞いたらさ
昨日よりもっと気になったよね
つわりもよくわからなかったからさーー
吐くの?
うっっとかなるの??
とか思って
いらぬ心配したよね
今となっては
ただただ面白い思い出だよ
その後無事に出産したことですし
あたしはバツイチ
その子はバツ2
人生はおもしろい