前回の病理検査の結果を聞きに、総合病院へ。

妊婦さんと子連れの方が多くて

普段子どもとご縁のないわたしは、かなりほっこり…ニコニコ飛び出すハート

小さい子どもってなんであんなに綺麗なんだろう。わたしにその要素が微塵もないからなかなか赤ちゃん来てくれないのかしら。←








病院「こっこさんね、検査結果出てます」


凝視「はい」






ここのところ本当に引きが悪いので

一番最悪なことを想定して身構える。(悪性腫瘍とか…)






が。













病院「結論から申し上げます。

   こっこさん、妊娠してましたね










……………………













え?






妊娠?

















わたしが、妊娠???












驚き「…………」













予想外すぎる結果に、言葉が出ない。

え、いつ、なんで、、、








病院「驚かれるのも無理ないですね。ですが検査結果はこの通りです」









わたしも長いこと医師をやっておりますので、出てきた時点でこれは妊娠組織だと思いました。



その時に出てきたモノの写真と、

「妊娠可能性高」と記された病理診断の結果を見せられる。





これは内膜の組織だったってこと????





赤ちゃん、いたんだ…




一瞬だったけど、わたしのところに、きてくれたんだ…







その事実を認めると、目頭が熱くなる。

思わずお腹に手を当ててしまう。もうここには誰もいないのだけど。







驚き「わたしこれまで普通に生理とか予定通りに来ていたんですが、いつ頃妊娠してたんでしょうか…」


病院「うーん、そこまでは分からないですね。逆に不妊治療院はそれを把握していないんですか?」


驚き「たぶん…妊娠してるとか言われたこともないので…胚移植後も着床したこともないですし…」







私が涙目になっているのを見てか、先生も言葉に詰まる。気を遣わせたいわけじゃないのに申し訳ない。。








病院「……ほかに何か聞きたいことはありますか?」



悲しい「あ、とくに、大丈夫です…」










動揺を残したまま、ありがとうございました、と言って荷物を持って立ち上がる。


そのとき。









病院「こっこさん。余計なことかも知れませんが、あなたが妊娠されていたことは揺るぎない事実です。

次回は妊娠していらしてくださいね、お待ちしてますよ」












先生にそう言ってもらえた。

その言葉がとても温かくて、とうとう涙が溢れてしまった。

その背中をさすってくれる看護師の人の手の温かさにもまた涙した。









妊娠してた。













今はもうここにはいないけど。



















赤ちゃんは、その存在さえ知ることのないままいなくなってしまったのがとても残念だけど







わたし、妊娠できてた。













少し希望が見えた気がした。