7月5日(金) 22時00分
張りがいつもより頻回だった
気になるからナースコールするも
便秘だったり、天気だったり少しNSTつけて様子見。
1時間たっても変わりないので
点滴をあげました。←23時30分 4A15
これで2時間眠ることができた。
7月6日 1時30分
やっぱりお腹が痛い
でも眠い、起きたり寝たりを繰り返す
NSTはズレて計測できてなかった。
2時00分
おかしい、定期的に痛みがある、、、
自分で陣痛カウンターつけ始める。
4分感覚、30秒〜45秒
絶対に陣痛だと確信する
3時00分
内診と部屋移動、先生くる
破水も出血も赤ちゃんの膜も飛び出てない
でも、縛ったところがちぎれてる
このままでは生まれてしまう可能性が高い
うちじゃ数週が早くて見れないから
受け入れ先を大至急探します、と。
とにかく陣痛を抑えようと
リトドリン 、マグセントを投与開始。
30分おきに点滴が濃くなっていきました。
その間に導尿、旦那を呼び、上の子達を義母に預け、痛みがない合間に連絡を取りました。
ただ待てど暮らせど痛みが引くことなく
4時すぎを迎えた頃、また内診。
胎ほう脱出です、
もう産むしかありません、
お母さん、ここにはNICUがありません、
2人とも搬送したいけどそんな時間ももうない、
赤ちゃんに負担の少ない帝王切開をしたいけど
もうすぐそこに赤ちゃんがいるから
手術の準備をしている時間がない
このまま産むしかないから覚悟してください
張り止めはもう抜きますよ〜
小児科の先生呼んで!
救急搬送手配できた⁈
保育器は?
お母さん!深呼吸して!!
すこしでも赤ちゃんに酸素送って!!
そこから2時間半、
6時30分くらいだと思います。
生まれてしまいました。
もういきまずにはいられなくなって。
破水もせず、膜に包まれたまま出て来た我が子。
感覚的には飛び出て来た感覚があったけど
まさにその通りでした。
駆けつけてくれた20名ほどの医療従事者の方が
ものすごい動きで子供のケアをしてくださいました。
保育器も、救急隊の方も到着して
挿管など処置してくれたんだと思います。
生まれてから約20分後、搬送先の先生方と
生まれた息子は救急車に乗って行きました。
その間私は分娩台から見てるだけ。
いろんな機械音、
挿管してー!入ったよー!!
保育器あたためてよ!
がんばるよー!!!いい子だよー!!
小さい声だけど泣いてるよ!!
お母さん!お子さん頑張ってるよ!!!
いろんな音がいきかってました。
生きてますか?
そう聞くのが精一杯でした。
母親として、無力でした。
ただ見ることしかできなくて。
我が子を殺してしまうと思いました。
いきみたくない、生みたくないと思って
必死に耐えたけど、無理でした。
涙も出ませんでした。
搬送前、一瞬だけ触らせてもらえました。
顔をみることもできました。
ごめんねごめんねごめんね
がんばってね
よろしくお願いします
これしか声をかけてあげられませんでした。
なんて事をしてしまったんだ
震えととんでもない恐怖が襲って来ました。
泣くよりも泣き叫ぶ、そんな自分の姿だったと思います。
搬送後は無情なもので
普通のお産後の処置。
取り上げてくださった担当の先生は
どんな形であれ、お産はお産。
おめでとう、お疲れ様、
いきみたくなかったんだよね?
わかるよ、伝わった。
少しずついきんでくれたおかげで
赤ちゃんに負担少なく出してあげれたのは
お母さんの頑張りだよ、上手だった
私は子供にも先生方にも
申し訳ない気持ちしかなかったけど
時間が少し経った今、申し訳ない気持ちを
持つのは子供に失礼かもしれないと思うように変化してきてます。
子供はいま別の病院で頑張っています。
最初の山場72時間を頑張って乗り越えようとしています。
いろんな管に繋がれて、一生懸命生きようとしています。
26週、この数週では自発呼吸ができないとされているそうで、だいたいは34週から35週にかけて肺機能ができあがるそうです。
その中でも息子は、自発呼吸があったと報告を受けました。
この数週で自発呼吸ができるのは奇跡だと。
これだけで生きていける確率が断然に上がるし、治療ができる、と。
お母さん、母乳を届けてください。
0.1でも0.2でもほんの少しでいいから
初乳は何よりの治療薬だからね。
こんな連絡をいただきました。
鼻のチューブから入れてくださるそうです。
メソメソしてられない、
この子のためになら!
今日ようやく気持ちを入れ替えることができました。
一足早く明日退院します。
毎日母乳を届け面会の日々です。
ある程度は落ち着いて振り返ることが
できていますが、話す順序がぐちゃぐちゃです。
身に染みて思います、
妊娠出産は当たり前ではないこと。
すんなり妊娠して、スルッと出産できる方が
奇跡だと言うこと。
短い妊娠期間だったけど、
日に日に大きくなるお腹、激しくなる胎動。
もうそれを感じることはないから
ぺったんこになったお腹を見て寂しくなりました。
これからは1日1日を必死に生きる息子を
家族で見守り、支えて、1日でも早く
家族みんなで過ごせる日を待ちたいと思います。
いま妊娠中のみなさん、入院していても
いつなにがあるかわかりません。
少しの異変もすぐ相談してください。