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ずっと前から気になっていたのだ
(あら、バカボンパパ口調が抜けない)
『全然』の使い方の変遷
戦後生まれの人たち(昔風に言うなら『戦争を知らない子どもたち』)は
学校で『全然には否定型が呼応する』『全然と言ったら否定型が来なければならない』などと習ったのではないだろうか
オババも然り
『全然~ない』を固く信じていた
しかし、ある時思った
『漢文的に読めば全く然りではないか?』と
が、いつもの如く疑問は放置された
長じてのち、また気になって辞書をみたら
全然は肯定・否定どちらにも使うと書いてあった
肯定型の例文として夏目漱石の『それから』の一節が挙げられていた
『坊っちゃん』でも肯定として使われている
他に、森鴎外、芥川龍之介『羅生門』など
明治大正の文豪も当たり前に使っている
もともと肯定の意味合いが強かったのに、いつの間にか『全然~否定』が定着したようだ
そして教育の現場で更に決定的かつ絶大な力を得たのだ
時は過ぎて
近年は『全然大丈夫』『全然いい』など肯定の形で使う若者が増えた
彼らは本来の用法を知って使っているわけではないだろう
改めて肯定的使い方が市民権を得たのか
あるいは面白半分に使ったらウケたのかもしれない
真相はわからないが
周りの昭和人はみな違和感を持っているようである









