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さて
下水道館の地下5階に降り立ったオババ
下水道の映像が流れているスクリーンのやや右奥に
扉の開いた通路が見える
最初の扉に近づくと仄かに下水の香り
次の扉付近で匂いはやや強くなる
その扉を抜けると
そこは下水道の中であった
下水を跨ぐ橋が架けられていて
自由に見学できるのだ
本日は晴天なので流れているのかいないのかくらいの流れ
ムム、想像したほどには臭くはないが、、
10分もいたら気持ち悪くなりそうだ
こんな所で作業してくださる作業員さまに感謝感謝!
豪雨のときには
勿論二つの扉はしっかりと閉められ
覗き窓から様子を観察する
豪雨のときの凄まじい映像が流されていた
怖いのでここでは割愛
人間の生活にとても大事な下水
水を湯水のように使っちゃイカンね
子供は勿論、大人の皆さんにも是非訪れてほしい館であった
皆さま長らく臭い話にお付き合いくださり
誠にありがとうございます!
小ぢんまり下水道館の展示物はことのほか盛りだくさんで
全ては見きれなかった
特筆すべきは
幕末から明治のコレラの流行によって下水道の重要性が強く言われたこと
あの『仁』の時代か?
上水と下水どちらを先に整えるべきか論争があったらしい
上水派と下水派の論争の結果
先ずは上水からとなったそうだ
まあ、そういった歴史的な諸々はすっとばして
汚泥から作られたという工芸品の展示も
国内外のトイレグッズの展示も面白かった
雪隠に置くトイレの神様人形
我々は今はトイレットペーパーを使うが
オババが童だったころは『落とし紙』の束を『御不浄』の隅に置いていたものだ
そのまた昔は棒だったという
B3Fは
この市や周辺の水環境など
興味深いけれど、ここではスキップしよう
B4Fでは
全国1800自治体を巡ってデザインマンホール蓋を撮り歩いていらっしゃる
マンホール研究者の石井英俊氏の写真展
実際にデサインマンホール蓋を探して足を運んで写真を撮るのはなかなか骨の折れることだと思う
カラー蓋はどこにでもあるもんじゃないもんね?
今回は埼玉県のマンホール蓋の展示であった
そしていよいよクライマックスなのだ!
オババはB5Fへと続く階段を一歩一歩踏みしめて下りていったのである
ーつづきは次回ー
さてさて
天気の良いある日にオババは以前から行ってみたかった下水道館に出かけた
駅に行く道すがら春の花などを満喫しつつ、、
モミジも赤い花を付けているのが見えるだろうか
道の中程に掘られた溝には汚物が澱んでいたらしい
(この目で見たわけではないが)
これは江戸の上水が流れた木製の管↓
しかし忘れていけないのは
江戸時代初期の江戸とは現在の千代田区とその周辺のみ
後の世になって拡大したといえども
今の23区でも入っていないところ多し
目黒区や品川区でも一部分のみが江戸なのである
ー忘れなければまだつづくー
帰り道で見かけた忘れな草