意外に忘れがちですが
昇格試験に合格しても
昇格できない場合があります。
それは昇格試験合格は
昇格条件の一つに過ぎないためです。
昇格条件は試験合格のみ
という会社もあるようですが、
ほとんどの会社で昇格するには、
昇格試験以外の「別要素」が必要です。
では、
昇格に必要な「別要素」とは
どのようなものなのでしょうか?
「昇格試験合格以外に必要な別要素」
1、昇格先の人員枠が残っているか?
→例えば、
主任昇格の試験に合格したとしても
職場の主任枠が2名で、
すでに職場に2名の主任がいた場合は、
昇格できないことになります。
この場合、昇格するには
「現在の主任が異動する」
「職場の主任枠が増える」
という自分の意思や努力では
どうにもならない状況です。
いわゆる「待ち」の状況ですが、
待っていれば必ず昇格できるかといえば
そうではなく、
待っている間に
主任昇格資格を持つ人が
職場で増えたりすると、
その人と主任枠を競い合うことに
なってしまいます。
2、人事評価(過去数年分)
→昇格するには
過去数年分の一定以上の評価が必要
との条件を設定している会社も
あるようです。
例えば、
評価段階がABCの3段階あるとして
「過去2年の評価が連続してA以上であること」
というような条件です。
会社側としても
いくら試験に合格したとはいえ
試験だけが得意で
仕事をしない人や
欠勤、遅刻が多いなど素行が悪い人が
昇格しないように人事面での評価も
条件に入れているようです。
3、上司推薦(実務面)
→実務面における要素として
上司による推薦を条件にしている会社は
とても多いようです。
この上司推薦は
昇格試験合格後に必要な会社もあれば
昇格試験を受ける条件としている会社もあるようです。
どちらにせよ、
上司からの一定以上の評価は必要なので、
日頃から適時アピールや
良好な関係を築いておく方が
昇格しやすくなるのは間違いありません。
ただし、
これらのことは
昇格試験に合格してからでも
対応可能ですので
知っておくだけで充分です。
「まずは昇格試験に合格する」
ということにフォーカスして
効果的な試験対策していきましょう。
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