やってきましたin熊本県美里町。
それは、さかのぼること2週間前、娘たちに〝ゴールデンウィークはさ日本一の石段のぼろうぜ!〟とポケモンサトシ調で誘うところから始まる。
まず練りに練った1泊2日の計画から。
①日本一の石段3333段を制覇する。
②足腰の疲れを銭湯の湯に浸かり流す。
③天草市まで移動しキャンプデビュー!
④気持ちの良い朝日を浴びながらホットサンド作り。
⑤伝説の曲げわっぱ工房にて弁当箱予約。隙あれば店主とオシャベリ。
⑥ゴールデンウィークの思い出作り完了。
で、結果がコチラ。
①まず、日本一の石段3333段を制覇する。
②足腰の疲れを銭湯の湯に浸かり流す。
⑥ゴールデンウィークの思い出作り完了。
...なんでこうなったん。えーっと理由は2つある。
まずその日は天気予報が大雨で、我ら数日前から風邪をこじらせてしまって未だ治らずと。
この歳で無茶は禁物だと、断腸の思いで計画変更を提案すると娘たちから、やり場のないブーイングの嵐が。私だって私だって、朝日に照らされながらホットサンド焼きたかったわいっ!曲げわっぱの技術みてホェーって言いたかったわいっ。
まぁそんなこんなで、どうにか気を取り直し車を走らせ目的地到着。ざっと出発地点の石段周りに50人くらいいたのかな。駐車場はどこもかしこも満車。
でもラッキーなことに一画だけ空いていて、滑り込み。こういう時だけハンドル捌きがヘビの如く滑らかに動く。
キビキビと手荷物を確認し、いよいよ石段登りのスタート!なんせ、3333段もありますからね。まずは1000段なんだと、ヘヘヘ鼻息荒くなりますぜ!
さぁ浮き足立ちでいざ参らん!!
タッッタッタッ。
10段目(やっぱり石って硬いな♪木漏れ日最高♪)
20段目(ふふふ娘たちハリキッテ〜ルね♪)
:
50段目(...太もも痛すぎん?...石段急すぎん?)
100段目(...ハァハァ3333段とか無理やろがい)
:
思ってたんと違う...3333段舐めてた。我ら風チームはスニーカー登山の時も舐めてた。どうやら学習能力がないようだ。
まだ後3233段もあるやないか。そして、娘たちの登るスピード早すぎん?早くも置いていかれる始末。
でもきっと大丈夫!だって我ら、登る前に役割分担したもん。
長女は、リーダーで励まし役。
次女は、救護係(ちなみに将来の夢はナース)。
私は、ルート案内見守り係。
って、娘たちが見っ、見えない。わたしを置いて行きやがった。
予習で見たYouTuberは2時間10分で登ってた。自分はどのくらいかかるのか、はたまた300段目で挫折するのかもわからないまま、太ももを見つめながら両足を動かす。
そういえば、ここの石段の標高差は約620メートルって書いてあったな。もうこれはちょっとしたハイキングやん。そもそも、なんでこんなことになったんやなどと、ハァハァしながら登っていると娘たちが待っているではないか。どうやら飲水タイムだそうな。
この、飲水タイムを幾度となく繰り返しながら、1000段、2000段と登る。いや正確には、100段登っては、後何段かと差し引きながら。
ちなみに、右側が登り専用で左側は下り専用だ。すれ違う同志(同じ石段を登る者)は、その時々励ましの言葉が飛び交う。いつもは挨拶しない娘たちにもコミュニケーション能力が開花した。
「こんにちは〜」
「がんばってくださ〜い!」
「いや〜きついですね」
「もう少しですよ〜」
わたしは、それを後ろから追いかけ、自分もやらねばと声を出そうとするけど息切れしてて声にならない始末。〝こんにちは〟と言いたいが〝コンッ...チャ〟となり一方的に温かく応援される側になった。
ちなみに、わたしのリュックも背負ってくれた長女
でも一つ、褒めてほしい!誰かが落としたであろうアメちゃんの袋を拾ったんだ。つまりゴミ拾いだ。良い人ぶりたかったし偽善者でも良い。もちろん誰にも言ってないけど、ここでは言わせて。
そんなこんなで、3333段登りきったがしかーし、まだまだなのである。さらに1km歩いた先に釈迦院というお寺さんがあるからにしてー歩くのである。歩くというかー、240m登るのかもしれない。
ちなみに登りは1時間51分かかった
帰る時間がおすからとーおにぎりを頬張りながらー、デューク更家並みに足がクロス。膝関節が限界なのである。でも気持ちは前へ前へ、足はデューク。今なら、この標高860mの地でモデルになれるのかもしれない。
そんな疲れもピークに達した我らは、早歩きでやっとこさ釈迦院に到達した。
すかさず、ご朱印帳を3冊ご住職さんにお渡しする。
そしたら、突如ナウシカの大ババ様みたいな女性が現れ、どうやらこの方が御朱印を書くんやということを知る。
達筆でカッケーです
そして、コチラのご住職と大ババ様は話も実に達者だ。
話によれば、この石段はもともと参道だったんやと。今でこそ、日本一の石段として有名になったんやけど、昔はコッチが参拝者が多く有名やったんやと。どうやら、爽やかな表情で不服のご様子。
面白いなーと思いながら、話を聞いているとご住職が最後にこんなことを教えてくださる。
「ここは、3回参るとご利益がありますよーはっはっは〜!」
(なんやて!ささささささんかいっ!)
荒ぶる心を押し殺して、爽やかな表情で返し足早に去る。遠いあと2回を胸に。
下る石段は石段で、こりゃまたきつい。
膝が大笑いして、ゆっくり下りる方が大変だ。リズムよくエッホエッホ♪と下る。
先頭を駆け下りていた娘たちも、膝が笑うのだろう。しゃがみ込んでいた。
ガクガク震えると訴える次女
しかし、すれ違う同志には平気なふりしてコミュ力を発揮し先輩風を吹かせていた。そんなこんなで下りは上りの半分くらいの時間しかかからなかった。
ゴール付近で、私が遅いからと長女はまた、リュックを強引に持ってくれた。あ、ありがと。
本当は、みんなでゴールをきりたかったけどまーいい。
顔はお見せできないが、澄んだ瞳でコチラを見てる
余韻に浸ることなく、足を引きづりながら車に乗り、目指すは銭湯。
目的地に着き、道の駅1分!トイレ1分!銭湯受付のおばちゃんに家族風呂に入りたい旨を伝える。
「あー、今日はもう終日予約いっぱいですよ」
「え?予約なんて出来るんですか???」
「予約、前もって言ってもらったら出来ますよ」
ゴーン。し、知らんかった。落ち込んだ私たちを見兼ねた隣のおばちゃんが、他所の銭湯情報教えてくれた。
ここで、めげるな風チーム。
わたしは、すぐググり電話した。そして予約制じゃないことを知り、早々におばちゃん達に礼をし足早、いや足を引きづりながら去った。
15分車を走らせ着いたその銭湯は、さっきの銭湯の2倍料金はかかるけど背に腹はかえられん!えぇい、払おうじゃないか。
受付を済ませると、あれよあれよとすぐに入れますよと。初めての家族風呂を嫌がってた思春期の次女もご満悦、どうやら乳白色の温泉がお気に召したようだった。
その後も、夕ご飯もどっかで食べようと回ったけど結局、どこもかしこもゴールデンウィークで満席。
疲労に疲労を重ねた結果、結局行き慣れた近所のお店しか空いてなく仕方なく入る。それでも、娘たちが今日楽しかったねと姉妹で談笑しているのが、微笑ましいじゃないか。
この母に流れる一筋の達成感よ。
次回はきっと、リベンジキャンプで会いましょう。
イイねが、励みになります
追伸、バキバキチコチコの足3日目です。










