こんばんわ!

昨日のクリスマスの興奮から一夜明けて、なんか疲れています(笑)

皆さんのクリスマスはいかがでしたか?

石油ストーブが気持ち良くて、部屋を片付けながらコックリコックリしておりました。

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【ふゆ】です。
作・絵は、こうのあおいさんです。
初版は、2012年11月です。


《ストーリーについて》

空には雲たちが、くっついたり離れたりして遊んでいます。

二つの雲になったり、雨になったり、雪になったり。

雪がどんどん積もって...。

あれ?大きな足跡が2つ!?
一体誰の足跡でしょうか?

澄んだ冷たい空気が伝わるような冬の物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙が、雪景色の中に金銀のような木が描かれている絵が美しい。

②見返しも、いろんな雲がたくさんたくさん描かれていて、とっても可愛い。

③題字の文字は、字間がたっぷりあいたゴシック体のフォントでしんしんとした雰囲気が伝わる。

④絵も、とてもシンプルで絵本の白い用紙がうまく雪に例えて使われていてる。

⑤文は、雲から雪へ変化する様子が詩的にわかりやすく書かれている。

⑥ほぼ、白とグレーの色で構想されている抽象的な絵がとてもおしゃれで素敵。

⑦最後のページだけ、カラフルでサプライズ的な嬉しい驚きがある。

⑧文字の色も、緑色でこの物語の邪魔をしない。とても合っている。

⑨雪上のいろんな足跡がどんどん増えていくところがクイズっぽくて子供が喜ぶ。

⑩最後は、たくさんの動物たちが登場し、ハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『なんか、めちゃくちゃさむそうよね、ママっ!』
『このあしあとは、ペンギンかもしれないよ?だってペンギンはさむいところにすむでしょ?』
『ふゆの、どうぶつってさぁ、こんなにたくさんいるんだねぇー♫』

って、言ってました。(笑)

わたしは、この用紙の白さや質感がまさに雪っぽくて、思わず手で何回も触りましたね。

こういうところが紙のいいところだなぁって思いながら、読み聞かせをしました。


《おしまいの言葉》

私が住んでいる町は、あまり雪が降らないんですよね。

この絵本は、たっぷり雪が降っている絵本なんですよね。

そういう、雪の上にダイブしたいですし雪だるまも作りたい願望があるんですよ。

無い物ねだりかもしれませんが、雪があまり降らない町にすんでますと、そういうのに憧れを持ちます。

あぁ、白銀の世界で呼吸してみたいなぁ。
☆彡