こんばんわ!

今日は、家から見える山がうっすら雪化粧にっ♫(崇高でしたよっ)

毎日毎日寒いですが、これぞ12月っぽいですね。

我が家は毎晩、鍋!鍋!鍋三昧!です。楽で体も温まって、おいしいです。

さぁ、今宵もアドベント絵本やっていきましょう!

レビューする絵本は【Mou】です。
作者は、Naffyさん。
初版は、2020年3月です。


《ストーリーについて》

とんとんと、扉を叩く小さな音でトットという女の子は、目を覚ました。

そこには、奇妙な生き物が立っていて名前は、ムーって聞こえたような気がしました。

トットと、ムーは森の奥で見たこともない大きな生き物に遭遇します。

そして、木の間を大きな星が流れて....!?

トットとムーの友情と愛の物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙が、マットPP加工で背景が黒一色と思いきや模様が描かれていてとてもおしゃれ。主人公のトットと、ムーが向き合って心が通っているような絵がとても素敵。

②見返しから、トットの住んでいる家のドアの絵と文が書かれていて、物語の始まりを感じワクワクする。

③題字の文字は、金の箔押しで英語表記で珍しいし、すごくモダン。

④絵も、室内の温かな雰囲気や、森の中の雪が丁寧に描かれていて映画を見ているような気分になる。

⑤文は、トットの置かれている環境や心情がよく伝わる。ムーが話せないので、そういう心の会話のページはあえて文が書いてないのもいい。

⑥冒頭の、ページが半透明の用紙が雪の幻想の中にいるみたいで、トットとムーの感動的な出逢いを表現しているみたい。

⑦ムーが最初警戒して、トットをずっと観察しているところが、もしかしたらキーポイントになるかもしれない。

⑧文がないページが多々あるけど、胸を掴まれるくらいの感情になる。それは、同時に物語に吸い込まれている。

⑨青白く光る石の中から、いきものが顔を出しているページは、恐怖を覚えるくらい怖い(笑)

⑩最後は、トットがこの物語を書きに家に戻ってきて、ハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『ムーはさ、ちいさいから、あかちゃんなのかなぁ?』
『まほうのスープでさ、トットのおとうさん、げんきになってよかったね♫』
『おおきいいきものさ、たくさんいてさぁ、こわいねぇ〜』

って、言ってました。

わたしはですね、ほんと一本の映画を観てるかのような気持ちでウルウルしながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

なんかですねぇ、夢か現実か感動する物語だったんですよね。

言葉は通じなくても、互いに見てて心も通じ合っている感じが、たまらなかったです。

思いやりって、年齢関係ないんですよね。

はぁ、心があらわれますよ。

☆彡