2025年は太陽フレアが最も暴れ出す年。
だからでしょう、マジで暑い。
娘たちが夏休みに入り、2倍暑い。
そこに、更年期みたいな症状も重なり更に3倍暑い。
通りで、プールを汗だくで出しても娘たちは泳がないわけだ。あんなに、出せ出せと催促したくせに。ちなみに店に行っても、人が少ない。それもまた暑いからでしょうな。
そんな時期に、行ってきました金曜ロードショーとジブリ展。しかも、1回目は諦める事となった。
では、理由をお話しましょう。
それはシンプルに人が多すぎたから。
多すぎたって、多すぎたのよ。
灼熱の太陽が照りつける中、入口をぐるぐる囲むような長蛇の列。ぐるぐるすぎて、もはやどこが最後尾かわからない、見当たらない。
調べてみると、なんと来館入場者が最多記録を更新だとぉぉぉ!?
(それを早よ、言わんかいっ!!ニュースでアナウンスするレベルぞ)
警備員に待ち時間を聞けば、なんと4時間半!!!
泡吹いて熱中症になるわいっ!!!
そうして娘たちから、ブリブリ言われて肩を落として帰った。人の波が蜃気楼に見えたわ!
はてさて、私は考えた。こういう時の混み具合をリアルタイムで教えてくれるのはSNSと言う名の人の声だ。神様。
検索をかけてみると、平日の15時以降が若干空いているんだそうな。そして、たくさんの人がSNSで、このクソ暑い中で長蛇の列を見てくれと言わんばかりの写真を投稿してる。
わかるよ、わかる。
暑かったんだよね、やり場のない怒りと引き下がれない理由があってガンバッて並んだんだよね。
ありがとう、君たちの想いは無駄にはしない。行こうじゃないか!平日の15時以降に。
そして、来たる2回目リベンジの日。
出発前に娘達に言われた。
『どーせ、また多いやろ〜』
『多かったらママのせいだからねっ(オコ)』
わたしは娘たちに疑われながらツバを吐かれながら、ハンドルを強く握り車をかっ飛ばした。
(む〜〜こっちだって不安だわい)
引くに引けない戦いなのである。
美術館に近くなればなるほど、なんだか渋滞してきたではないかっ。平日の15時空いてる説に不安を感じる。ソワソワしてきたワタシ。
駐車場に停めるまで、これまた待った。
なんやかんやと頭をフル回転させるワタシ。
(考えるな!感じろ!いや、考えろ!)
引くに引けない戦いなのである。
『とっ、とりあえず15時まで、まだ時間あるから先に、ご飯食べようか』
人間は、ご飯を食べると機嫌が治る説。
人間の脳は、主にブドウ糖をエネルギー源として活動しておる。したがって、血糖値が低下すると脳の働きに支障が生じ、情緒の安定性が損なわれやすくなるのだ。いわば、燃料切れの状態で感情を制御しようとしているようなものである。
ほっほっほ、お子ちゃまよ、飯でも食べとけ。
余裕かまして飲食店へ入ると、そこは見渡す限り満席。何度見渡しても満席。満の席である。
視界に入るホールスタッフは、慌ただしく走り回ってる。もうね、真顔でコーナーを角度をつけて曲がって早歩きしてたもん、いや走ってるよ。
よっぽど忙しいことが読み取れたのである。
一気に、娘達の目が曇った。待ち時間を聞けば、いつになるかわからないとのことだったけど、回転率は良さそうだったから、待つことにかけてみた。
チクタクチクタク...娘達の顔と時計を交互に忙しく見つめ15分。すぐに案内してもらえた!
ウッシャー!!!
ウルトラミラクルスーパーウーパールーパーラッキー!!!大の大人は心の中で、大きなガッツポーズとフラダンス。人はこういう時、宝くじに当たったかのように喜ぶが表情は、すかし顔だ。
さて、足早に着席し時間を短縮しようと同じメニューを頼んだ。ハンバーグよ、ありがとう。
そして料理が来るまでの待ち時間、ココの店を調べてみた。なんと、人気店だったという事実。
ウルトラミラクルスーパーウーパールーパートリプルメガトンラッキー!!!
(これは、幸先が良いやないかっ)
そう感じた私は勢いづいて、今から行く展示会においてもスムーズに入れるという根拠のない自信に満ち溢れていた。
サクッと会計を済ませ、風を切って歩き美術館に到着。SNSで教わった平日の15時空いてる説は、間違ってなかった。大丈夫!空いている!
仇を討ったど!と言わんばかりにチケットを振り下ろし入場口へ向かう。きっと受付の方は、なんでこの人、こんな自信満々な顔してるんやろうかと思ったに違いない。
危ない人として目をつけられただろう。
でも、もうそんなこたぁ〜どうでもいい。
参ろうではないか諸君!
頭上には、たくさんのジブリ作品。
わたしは、ジブリに祝福されてるじゃないか?ココは我が、チャンピオンロードかと浮かれながら歩いた。いや、もう浮いていたのかもしれない。
入場口では、あのトトロの名シーンがお出迎え。
巨大な壁紙に、わたしも木のトンネルの中にいるんじゃないかって錯乱した。
ふらついた目で、歩きながら雑な写真を撮る。
そう...この時すでに、わたしは果てていた。きっと、スムーズに入場できたこそが全てだったんだろう。
森超えてドーパミン超えて睡魔である。
だから、最初のエリアでの金曜ロードショーとジブリの数々の輝かしい功績が記載されてある年表も、目を凝らして見ることはなかった。
小さい文字の数々はスキップした。もうね、眠くて読むことができなかった。きっと視力も0.03くらいにおちてたんやろ。
代わりといっちゃーなんだけど、そんな中で見れたのは、ジブリの絵コンテと名作風の谷のナウシカの造形物の数々だ。あまりにもリアルすぎてチビッコ達が泣き叫んでいた。
なるほどね、どうりで小さい親子連れがたくさん来る訳だ。あ、あともう一つ、幻想的だったジブリの幻燈楼も。
「幻燈」とは、フィルムや造形物などに強い光を当てて、レンズで幕などに拡大映像を投影して見せることができる装置。ガラスの町・富山の富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房、地元作家らが制作を担当し、スタジオジブリが監修しました。
キャラクターをモチーフとしたガラスに光を照射することで、映画の世界観を音と光に包まれながら体感できます。
こちらは、大人が喜んでバシャバシャねスマホで撮ってた。私も喜んでカシャカシャねこバスを追っかけたながら撮った。
そう何を隠そう、ねこバス推しなのだ。全然、誰も興味はないと思うが、わたしは何かを運ぶキャラがなぜだか好きです、 おみしりおきを。
さて、最後のエリアではジブリ作品と一緒に記念撮影ができた。「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「猫の恩返し」「崖の上のポニョ」などなど。
ワシらは体力の限界だった為断念したけど他にも、アリエッティと同じ目線で巨大な植物と虫たちが溢れる世界をARで体験できるみたい。
ショップも堪能!
こうしてそうして足早だったけど視力0.03だったけど、なんとか完走した。今まで、全国津々浦々と展示会には行ったけど、こんなに人が多かったんは初めてだ。
東京の阿修羅展でも、こんな多くなかったぞ!
現代社会の影響なのか、考えたいことは多々あるが、わたしは入場する前から果ててるので考えられないのである。そう吾輩はバカである。あはははは。
まぁいい。恒例の公式図録を購入したから、展示会で読めなった年表を今度、氷をたっぷりと入れたコーラでも飲みながらゆっくりと読もうじゃないか。
皆さんも、ぜひ足を運んでみてください。コツは足を運ぶ前に、SNSで情報調達することですぞ。













