時に自然は私たちに驚きと脅威を与える。
人もまた技と感性で自然さえ芸術の一部に変えて驚きと感動を与える。
今日は静嘉堂文庫美術館で始まった備前刀展を観にきました。
昨日までの12連勤の疲れもありましたが、楽しみにしていた展示会なので見逃せないのです。
「曜変天目」という国宝の小碗が日本に3つあります。世界でも3つだけです。粘土と溶剤と窯温度や時間など様々な条件と技の上に成功した実に美しい碗です。小碗の中はまるで瑠璃色に輝く宇宙の星を観るように、一目でその美しさに魅了されます。
1つは東京の静嘉堂文庫美術館、1つは大阪の藤田美術館、もう一つは京都の大徳寺龍光院にあります。この春この3つが3か所で同時展示されるので心待ちにしていました。
特に大徳寺のは滅多に公開されない貴重な機会です。
という事で、静嘉堂文庫美術館に来た目的は実は備前刀展よりも曜変天目の方でした。
静嘉堂文庫美術館のは3度目くらいですが、光彩がはっきりして輝きが素晴らしいです。今回は自然光が入る場所に展示されていて一段と輝いてとても感動しました。
ゴールデンウィークには関西に出向いて残り2つを観るつもりです。とても楽しみです。
備前刀展の方も三菱財閥の力を思わせる見事なコレクションで、刀の解説も分かりやすくしっかり鑑賞できました。
太刀のキリッ美しい曲線と流れる波紋を見ていると凛とした気持ちになり、とても良い展示会でした。
さて美術館を後に次は、ひさびさに甘味処に行こうかな。
自由が丘の舟和カフェに行くことにしました。
注文は「白玉みつ豆」です。
舟和といえば芋ようかんですが、元祖みつ豆のお店でもあるようです。
さすが和菓子のお店らしく、少し小さめな寒天が黒蜜とよく絡み、塩の効いた黒豆もこりこりとして美味しく、フルーツも甘さと酸っぱさのバランスが程よくて美味しかった。ご馳走さまです。
ところで、先週観た「翔んで埼玉」が妙に印象的で、職場で話をしたら埼玉都民の人達がいつのまにか埼玉県民になっていて、映画の中のローカルネタを沢山教えてくれました。十万石饅頭や山田うどんとか。もう一度、今度は埼玉の映画館で観てみないと地元受けの面白さがわからないかもしれないなぁって思いました。
明日は下北沢に演劇を観に行きます。
「演劇実験室◯万有引力」という寺山修司の天井桟敷を引き継ぐ劇団の舞台です。
今年は月1くらいで演劇を観ています。このペースで楽しみたいと思っています。
それでは、また。






