というのも、勉強は我慢が多い。
納得いかない答えを正解として受け入れなくてはいけなかったり、単純なつまらない暗記作業をしなくてはいけなかったりすること等が多い。
このように勉強には我慢が多く伴う。
その我慢を乗り越えた先に、理解が深まっていく快感、分からなかったものが分かるようになっていく達成感・充足感などはある。
しかし、多くの「勉強が嫌い」と言う人は、それら成功体験を積むことなく、勉強を「つまらないもの」と決めつけてしまって投げ出しているように感じる。
冒頭の「頭が悪くなる」というのは、「我慢できなくなる」というふうに言い換えてほしい。
勉強をしない→我慢できなくなる→頭が悪いと思われる行動をしがち、ということだ。
我慢ができないから、すぐキレる、すぐ諦める、すぐ集中力が切れる、すぐ人を攻撃する‥等、こういうことになるのではないか。
だから、勉強した方がいいと思うのだ。
頭が良くなるためとか、偉くなるためとかではなく、馬鹿にならないために勉強はしたほうがいい。何歳になってもしたほうがいい。
相手の意見を一旦引き受けようとする、相手の立場になって考える、一つのゴールに向かって諦めずに似たような作業を繰り返していく、現時点では何の役に立つか分からないことをとりあえず覚えていく、それらは全て勉強という作業の中で行われることだ。そして、我慢する力がついていく作業でもあると思う。
学力があがるなんてのはオマケみたいなものだ。
だから、何度もいうが、勉強はしたほうがいいと思うのだ。
と‥、こんなブログを書いている最中、電車の中で、目の前の青年が嘔吐しそうになった。
すぐさま、近くの女子大生がビニール袋を差し出す。
さらに、不機嫌そうにしていた男が、自身が持っていた水筒の水を差し出した。
こんなブログを書いている俺より、そういう人たちの方が立派なのは言うまでもない。
我慢強くなることも大切だが、人を助けてあげられる人になりたい。
そう思った終電車での出来事でした。