シカタダシオです。
ベースと出会ったのは高一のときでした。
クラスメイトの猪又くんに「軽音楽部入ろうぜ(正式には軽音楽同好会)」と誘われて、なんとなく入部したのがきっかけでした。
バンドといえば、ボーカル、ギター、ドラムだと思っていたので、初めて「ベース」という存在を知ったときは
(は?w ベースって何?w 音全然聞こえないw ウケるんですけどww)
と思った。
だからベースにした。
目立たないから調度いいと思ったんです。
「存在感がない」という、ある種奇妙な存在感に惹かれたってのもあります。
ギターみたいな
「ギュインギュインかき鳴らすぜ!」
という気持ちなんてありません。
ドラムみたいな
「ドコドコ叩きまくるぜ!」
という気合いもありません。
ましてやボーカルみたいな
「俺の声を聞いてくれ!」
なんてナルシストな気持ちもありません。
ベース「えっと…できれば聞かないでくれる?」
これです。
これしかありませんでした。
ちなみに当時のバンドメンバーを紹介します。
バンド名「ファルコナー」(笑)
ボーカル:新谷
地元大和でギャングを結成したことを学校で誇らしげに語っていた人物。
喧嘩をしたという話をよく聞いたが、実際に喧嘩をしているところは一度も見たことがない。
練習中は、謎にデスボイスばかりを繰り返すポンコツ。
ギター:浅井
見た目は修行僧。「ファルコナー」という香ばしいバンド名の発案者。
友達伝いに聞いた話だが、クラスメイトとスノボに行った際、「みんな!楽しく滑ろうじゃん?」とベテラン面をしたはいいが、実はスノボが一番下手で、一緒に滑っている友達に置いていかれるという悲劇を持つ男。
決め台詞が「みんな~、待ってくれ~」
ドラム:猪又
イケメン。ドラム経験者。
シカタダをバンドに誘った人物で一番まともな奴だったが、その後別のバンドに逃亡。以後、そのバンドのドラムとして活躍。
ドラム猪又の脱退にともない、ファルコナーは組んで2~3ヶ月で解散。
その間、シカタダがベースを練習した回数はなんと2、3回(笑)
初心者なのに、まさかの1ヶ月に1回ペース。
そこから大学生になるまでベースには一切関わらずに過ごす。
続く。