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群馬県はコロナ警戒レベル4で、冬休みの部活動が中止になっています。
ということで昨日は年休をもらい、娘(小4と小1)の宿題チェックです。

 
上の娘が乗法の文章題につまづきます。
かけられる数とかける数の順番です。
 
こだわる必要があるのかという意見もあります(Twitterとかで見かけます)。
しかし、これは読解力の問題で21世紀を生きる人間にとても大切です。
読解力がないとAIに負けるからです。
 
乗法は小2の課題なので、文科省のHPから学習指導要領を確認しました。
「5個のまとまり」の4皿分を加法で表現する場合,5+5+5+5と表現することができる。また,各々の皿から1個ずつ数えると,1回の操作で4個数えるこ とができ,全てのみかんを数えるために5回の操作が必要であることから,4+4 +4+4+4という表現も可能ではある。しかし,5個のまとまりをそのまま書き表す方が自然である。そこで,「1皿に5個ずつ入ったみかんの4皿分の個数」を 乗法を用いて表そうとして,一つ分の大きさである5を先に書く場合5×4と表す。このように乗法は,同じ数を何回も加える加法,すなわち累加の簡潔な表現とも捉えることができる。言い換えると,(一つ分の大きさ)×(幾つ分)=(幾つ分かに当たる大きさ)と捉えることができる。  また乗法は,幾つ分といったことを何倍とみて,一つ分の大きさの何倍かに当た る大きさを求めることであるという意味も,併せて指導する。このときも,一つ分に当たる大きさを先に,倍を表す数を後に表す場合,「2mのテープの3倍の長さ」 であれば2×3と表す。  なお,海外在住経験の長い児童などへの指導に当たっては,「4×100 mリレー」のように,表す順序を日本と逆にする言語圏があることに留意する。(小学校学習指導要領平成29年告示 算数編)
 
掛け算九九を暗唱させるのは比較的誰でもできます。
九九の歌を歌いまくっていれば、喉の筋肉が覚えます。
 
意味まで考えさせ、仲間と共有し、確認するのが学校です。
 
休校でプリント学習になった場合は、暗唱はたやすいかも知れませんが、意味の学習はし難いと思います。
「どっちでもいいじゃん」と子どももいうかも知れません。
もちろん、計算の過程はどっちでもいいですが、意味付けどうでもよくしてしまうと読解力はつきません。
 
初等教育を学校で施す尊さの一つかなと思います。
また、こうして◯付けをすることで家庭教育の大変さも感じます(こと日本においては母親の仕事か)。
 
勉強ってエネルギーを使います。
だから、子どもへの励ましも必要です。
 
ちなみに僕は、大学は初等教育教員養成課程です。