こんにちは
今日は行政書士試験についてふと思ったことを書いてみようと思います
僕は行政書士試験って変わった試験だなとずっと思っていました
まず過去問や問題集をまわしているだけではほぼ合格出来ないこと
そして問題が凄く雑なこと
特に問題が雑なことについて1年間頑張ってきた受験生に対して失礼だとずっと思っていました
例えば司法書士試験の問題とかは凄く丁寧な印象なので法務省管轄と総務省管轄の違いなのかなと勝手に思っていました
同じ実務家登用試験なのに
実務家登用試験?
ここで少し思ったんですよ
司法書士試験の勉強って法令の択一対策だけじゃなく雛形を覚えて自分が相談を受けた設定で申請書を書くのが記述じゃないですか
つまり合格者のレベルであれば実務に対応可能ってことですよね?
でも行政書士試験はどうですか?
はっきり言って試験に受かっただけでは実務なんか絶対に無理ですよね
でも行政書士試験も実務家登用試験なわけですよ
行政書士の扱う実務は幅が広すぎるから実務的な試験にすることができないから手続法や不服審査法のような法令の試験になっていますよね?
そしてクイズのような一般知識
行政書士関係ないやん!って僕もずっと思ってました
でも最近思うんですよ
行政書士試験のあの雑な問題や訳の分からん一般知識は実務に繋がってますよ
それも行政書士としての基本の部分だと僕は思います
実務で初めての案件や難しい案件を取扱う時って、師匠や助けてくれる先輩がいれば安心ですけど、なかなかそうはいきません
だから手引きや関係法令をしっかり読み込んだり役所に確認したりする訳ですけど
これって現場での対応力が凄く必要なんですよ
本試験の問題は雑ですけど手引きも雑だったりします
でもそこから読み取らなければいけません
一般知識でも現場思考型の問題が結構出題されますよね?
許認可を扱っていても同じなんですよ
実務では当然ですが依頼者がいるので必ず答えを出さなければいけません
行政書士試験がそういった根本的な対応力を試されている試験だとするならばあの雑な問題も逆に良くできていると思いますよ
僕のようにこんなクソな問題と思っている受験生もいると思いますけど無駄にはならないので頑張ってください