ワンマンライブです。
最終的には座席が埋って立ち席も出ました。
座席用意できなかったお客さんスミマセンでした。
とりあえずワンマン二日前に思いつきで仕込んだSEを鳴らす。
本当は、このSEでピアノが抜けてパッドだけになったところでおもむろに入場して、
ポジションについた頃に時計の音が鳴ってスタートの予定だったんですが、
メンバーに煽られて予定外にステージに押し出されてしまって頭の中真っ白。
「やべ、SE終わるまでまだ長いぞ」とかやっちまった感漂う中、
1曲目の「調和」でF#mで鍵盤を叩いたら「カツッ」という叩いた音だけが響き、音が鳴らずに更に焦る。
実は鍵盤の音量が上がってなかった(えー)
これが個人的に本日1番のハイライト。調和は全編ほぼ頭の中真っ白で弾いてました、恐ろしや。
SEの時計の音、何かの専用音源かと思いきや、
実体は低音ピアノの「F」と「B」という減5度を重ねただけ。意外とおいしい。
「約束のうた」をシンプルに重厚に行ってMC、メンバー紹介。最初は必ず自分がMCと決まっている。
挨拶をして、iwooNOGATA1周年について軽く祝辞を述べ、
「長丁場になりますが、しばらく、時計の方は見ないでお付き合い下さい」と言って拍手貰って次の曲行こうとしたらまさかここでメンバーに笑われてしまった。そんなつもりも無かったのだが。
この「しばらく、時計は見ないで~」というのは
辛島美登里さん1993年発表のライブアルバム「Arrangement」の最初のMCコーナーの締めの言葉で、ワンマン最初のMCの区切りはこの言葉を使うと1ヶ月くらい前から決めていたのだが、、まぁそういうことで。
#ちなみに菅野よう子さんの名前を初めて見た作品でもある<Arrangement
というように、脳内で固めてきた段取りに対して、
ここまでずっとメンバーに足を掬われてる感があります、頑張れ俺。
「キャンディーヌ」「さよならDINO」「ガラスの巨人」と谷山コーナー3曲、
エレピをパーカッシブにやってみたり、catolさんが歌ってみたり。
今まで幻月堂でやった曲で最も難しかった曲は谷山浩子さんの「カーニバル」だったので、
どうしても「谷山浩子ォ」と聞くと難解な曲ばっかりのイメージがありましてね。
「ガラスの巨人」を聴いたときに「あれ、意外と素直じゃん」とか言ったんだけど、
実は谷山さんではなく崎谷健次郎さん作曲だったので、そういう反応が返ってきても自然だったのかも知れない。
そして初のオリジナル曲「Morning Twilight」
渋谷・東急文化会館の8F五島プラネタリウムにて、1999年頃の話、
ZABADAKの曲を聴きながらプラネタリウムを上映する企画があって、
村松修さんのという解説員さんの解説で星を回していくんですね。
何回かのシリーズで企画されたんですが、
村松さんはその毎回の最後の曲が始まる前に、
「東の空が明るくなってきました、太陽の最初の輝き『薄明』です」
というフレーズを必ず言っていた気がする。
この「太陽の最初の輝き」がテーマ。
日の入り後の光は「たそがれ」というように
日の出前の光は「かわたれ」と言います。
厳密にはこの「薄明」は、両方を差しまして、
両方とも英語は「Twilight」
「たそがれ時」は「黄昏時」ですが、それより前に「誰そ彼時」という表記
「かわたれ時」とは漢字表記すると「彼は誰時」になるんですが、
これに対する日本語訳が見つからなかったので
結局「朝の薄明」ということで「Morning Twilight」という曲名に落ち着いたという経緯があります。
ちなみに「かわたれ」の一つ前の時間帯が「あけぼの」です、一つ賢くなった。
夢を語ると途端に笑い出す奴居るよな?つまんねぇ奴だよな?
そんなこと言われて時に後ろも向きたくなるよな?
でも我々は前にすすむ。進みたくなくても進められちまうんだ。
まぁ待て、生きてるだけでめっけもんだろ?
上見たってキリないから、前見てりゃいいじゃん。
そんな曲です。そんな曲だったんです。
で、曲の方なんですが、
何しろもともとはインストにする気だったので、
これに歌を乗せるのは少々難しかった。
ちゃんと自然に聞こえたでしょうか?
ボーカルアレンジは任せっきりです。
コード決まってしまえばあとは自分で好き勝手やってしまうので、
ボーカルも同じように。
そしてオケを入れてDaybreak。
原曲はCONSOLE=こんそめさんが歌う、弦も絡めた壮大な曲です。
ただ、これをこのままやったら劣化コピーにしかなりません。
こんそめさんの歌は京都競馬場で最後方から怒濤の脚で突っ込んでくる
デュランダルの切れ味のようなもんです。(分かるかっ)
なので、幻月堂の客層をまるっきり無視して、自分の嗜好だけを見てアレンジしなおして見ました。
フレンチポップってこんなんかなー、とか考えながらオケを作っていたら、
あれよあれよという間に村下孝蔵に化けていたという顛末。
実際にこのアレンジはアンケートにも微妙な反応があったりしましたが、
軽めな曲があってもということで。
1部最後は「遠い音楽」
本当にこの曲は自由度が高い。
ピアノでやるのはもちろん、ハープの音使ってやったこともありますが、
幻月堂スタイルとして一番しっくり来るのはベース+ギター。
鍵盤でウッドベースというのは邪道かも知れませんが、音が良いので許す。
リハでも井亀さんの「出たよベース」という言葉が聞けて、弾いてる方もまんざらでも無かったりします。
ここで休憩タイム、ほぼ予定時刻、流石俺(ぁ
---後編に続く
最終的には座席が埋って立ち席も出ました。
座席用意できなかったお客さんスミマセンでした。
とりあえずワンマン二日前に思いつきで仕込んだSEを鳴らす。
本当は、このSEでピアノが抜けてパッドだけになったところでおもむろに入場して、
ポジションについた頃に時計の音が鳴ってスタートの予定だったんですが、
メンバーに煽られて予定外にステージに押し出されてしまって頭の中真っ白。
「やべ、SE終わるまでまだ長いぞ」とかやっちまった感漂う中、
1曲目の「調和」でF#mで鍵盤を叩いたら「カツッ」という叩いた音だけが響き、音が鳴らずに更に焦る。
実は鍵盤の音量が上がってなかった(えー)
これが個人的に本日1番のハイライト。調和は全編ほぼ頭の中真っ白で弾いてました、恐ろしや。
SEの時計の音、何かの専用音源かと思いきや、
実体は低音ピアノの「F」と「B」という減5度を重ねただけ。意外とおいしい。
「約束のうた」をシンプルに重厚に行ってMC、メンバー紹介。最初は必ず自分がMCと決まっている。
挨拶をして、iwooNOGATA1周年について軽く祝辞を述べ、
「長丁場になりますが、しばらく、時計の方は見ないでお付き合い下さい」と言って拍手貰って次の曲行こうとしたらまさかここでメンバーに笑われてしまった。そんなつもりも無かったのだが。
この「しばらく、時計は見ないで~」というのは
辛島美登里さん1993年発表のライブアルバム「Arrangement」の最初のMCコーナーの締めの言葉で、ワンマン最初のMCの区切りはこの言葉を使うと1ヶ月くらい前から決めていたのだが、、まぁそういうことで。
#ちなみに菅野よう子さんの名前を初めて見た作品でもある<Arrangement
というように、脳内で固めてきた段取りに対して、
ここまでずっとメンバーに足を掬われてる感があります、頑張れ俺。
「キャンディーヌ」「さよならDINO」「ガラスの巨人」と谷山コーナー3曲、
エレピをパーカッシブにやってみたり、catolさんが歌ってみたり。
今まで幻月堂でやった曲で最も難しかった曲は谷山浩子さんの「カーニバル」だったので、
どうしても「谷山浩子ォ」と聞くと難解な曲ばっかりのイメージがありましてね。
「ガラスの巨人」を聴いたときに「あれ、意外と素直じゃん」とか言ったんだけど、
実は谷山さんではなく崎谷健次郎さん作曲だったので、そういう反応が返ってきても自然だったのかも知れない。
そして初のオリジナル曲「Morning Twilight」
渋谷・東急文化会館の8F五島プラネタリウムにて、1999年頃の話、
ZABADAKの曲を聴きながらプラネタリウムを上映する企画があって、
村松修さんのという解説員さんの解説で星を回していくんですね。
何回かのシリーズで企画されたんですが、
村松さんはその毎回の最後の曲が始まる前に、
「東の空が明るくなってきました、太陽の最初の輝き『薄明』です」
というフレーズを必ず言っていた気がする。
この「太陽の最初の輝き」がテーマ。
日の入り後の光は「たそがれ」というように
日の出前の光は「かわたれ」と言います。
厳密にはこの「薄明」は、両方を差しまして、
両方とも英語は「Twilight」
「たそがれ時」は「黄昏時」ですが、それより前に「誰そ彼時」という表記
「かわたれ時」とは漢字表記すると「彼は誰時」になるんですが、
これに対する日本語訳が見つからなかったので
結局「朝の薄明」ということで「Morning Twilight」という曲名に落ち着いたという経緯があります。
ちなみに「かわたれ」の一つ前の時間帯が「あけぼの」です、一つ賢くなった。
夢を語ると途端に笑い出す奴居るよな?つまんねぇ奴だよな?
そんなこと言われて時に後ろも向きたくなるよな?
でも我々は前にすすむ。進みたくなくても進められちまうんだ。
まぁ待て、生きてるだけでめっけもんだろ?
上見たってキリないから、前見てりゃいいじゃん。
そんな曲です。そんな曲だったんです。
で、曲の方なんですが、
何しろもともとはインストにする気だったので、
これに歌を乗せるのは少々難しかった。
ちゃんと自然に聞こえたでしょうか?
ボーカルアレンジは任せっきりです。
コード決まってしまえばあとは自分で好き勝手やってしまうので、
ボーカルも同じように。
そしてオケを入れてDaybreak。
原曲はCONSOLE=こんそめさんが歌う、弦も絡めた壮大な曲です。
ただ、これをこのままやったら劣化コピーにしかなりません。
こんそめさんの歌は京都競馬場で最後方から怒濤の脚で突っ込んでくる
デュランダルの切れ味のようなもんです。(分かるかっ)
なので、幻月堂の客層をまるっきり無視して、自分の嗜好だけを見てアレンジしなおして見ました。
フレンチポップってこんなんかなー、とか考えながらオケを作っていたら、
あれよあれよという間に村下孝蔵に化けていたという顛末。
実際にこのアレンジはアンケートにも微妙な反応があったりしましたが、
軽めな曲があってもということで。
1部最後は「遠い音楽」
本当にこの曲は自由度が高い。
ピアノでやるのはもちろん、ハープの音使ってやったこともありますが、
幻月堂スタイルとして一番しっくり来るのはベース+ギター。
鍵盤でウッドベースというのは邪道かも知れませんが、音が良いので許す。
リハでも井亀さんの「出たよベース」という言葉が聞けて、弾いてる方もまんざらでも無かったりします。
ここで休憩タイム、ほぼ予定時刻、流石俺(ぁ
---後編に続く